ニュース

KPI、円形ヘッドのクリップオンストロボ「GODOX V1」を国内発売

マグネットでアクセサリーを装着 モデリング用LEDライトも

株式会社ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)は、GODOXの新製品として、クリップオンストロボ「GODOX V1」を10月23日に発売する。

既に海外では発表済みだったが、2019年3月にProfotoから「Proforo A1」のデザインおよび、技術を模倣していると指摘された件もあり、日本での正規国内代理店であるケンコープロフェッショナルイメージングは販売を未定としていた。今回、正式に日本国内での販売が決定したことになる。

対応モデルとして、キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルム、ペンタックス、オリンパス/パナソニック用をラインナップした。

本製品は最大出力が76Wsとなっており、クリップオンストロボ「GODOX V860 II」とほぼ同等の光量をもつクリップオンストロボ。

円形のヘッドを採用し、均一で美しい配光が可能だとしている。

LEDによる10段階のモデリングランプを内蔵した。

ヘッド部には、マグネット式のアクセサリーキット「AK-R1」の各種アイテムをワンタッチで装着できる。

専用のリチウムイオンバッテリーは、フル発光でも約1.5秒の高速チャージが可能なほか、バッテリー1個で約480回のフル発光が行える。

照射角は、28~105mmレンズに対応するズーム機能を搭載。

バウンスの可動範囲はスイング(0~330度)、チルト(-7~120度)。

ワイヤレス通信「GODOX Xフラッシュシステム」に対応しており、100mまでの範囲内でワイヤレス調光が可能。スレーブだけでなく、カメラにセットした場合は、ほかのオフカメラフラッシュをコントロールできるマスター機能も備えている。

調光グループはマスター時4グループ、スレーブ時5グループを設定可能。チャンネル数は32ch。

カメラなどへの着脱は、クイックリリース・シューロックにより簡単で迅速・確実な装着が可能だとしている。

主な仕様

出力

76Ws(1/1フルパワー)

照射角

28~105mmレンズをカバー、オートズーム、マニュアルズーム

バウンス機能

スイング(左右):0~330度
チルト(上下):-7~120度

発光時間

1/300~1/20,000秒

調光補正

±3EV(1/3段)

シンクロモード

ハイスピードシンクロ対応、最大1/8,000秒、先幕、後幕シンクロ

マルチフラッシュ

最大90~100回、100~199Hz

ワイヤレスフラッシュ機能

マスター、スレーブ、OFF

制御グループ

マスター時:4
スレーブ時:5

送信距離

最大100m

チャンネル

32ch

電源

専用リチウムイオンバッテリー「VB-26」(7.2V、2.6Ah)

リサイクルタイム

1.5秒

発光回数

約480回(フル発光)

外形寸法

76×93×197mm

重量

420g(バッテリー込み530g)

希望小売価格

税別3万3,250円

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。