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ソニー、6,100万画素フルサイズCMOS搭載の「α7R IV」海外発表

AF/AE追従で最高10コマ/秒 動画時リアルタイム瞳AFに初対応

ソニーは、ミラーレスカメラ「α7R IV」(ILCE-7RM4)を海外で発表した。9月に3,500USドル、4,500カナダドルで発売するという。日本国内での発売に関する情報はまだない。

世界初という有効6,100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。15段のダイナミックレンジを持ち、AF/AE追従で最高10コマ/秒の連写ができるほか、イメージセンサーを微細に動かしつつ16枚を連写合成する機能により約2億4,000万画素の高解像も得られるという。

α7R IIIに引き続き、5軸のボディ内手ブレ補正も搭載する。EVFは576万ドットに高解像度化した。本体は防塵防滴性を高めたほか、グリップやボタンレイアウトも向上。外観写真上でも背面右手側のダイヤル配置や、各部のボタン形状に違いが見られる。

動画記録は、画素補間のない全画素読み出しの4K動画記録に対応。ソニーのカメラで初めて、動画撮影時のリアルタイム瞳AFに対応している。カメラ上部のMIシューに取り付けるショットガンタイプのマイクや、デジタル伝送に対応するXLRマイクアダプターほか、バッテリー2個が入る縦位置グリップもα7R IVに合わせたものが新たに発表されている。

記録メディアスロットは両方ともUHS-IIに対応。ワイヤレスでのPCリモート撮影にも対応している。撮影可能枚数は背面モニター使用時で670枚、EVF使用時で530枚。

外形寸法は128.9×96.4×77.5mm。重量は665g(記録メディア、バッテリー込み)。参考までにα7R IIIは同126.9×95.6×73.7mm・657g。

本誌:鈴木誠