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耐圧水深100mのソニーα7R IV用水中ハウジング

ストロボ発光を制御するオプションも

シーアンドシー株式会社は、ソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7R IV」用のハウジング「MDXL-α7IV」を11月末に発売する。

本製品は、操作部(SA8固定式ボールベースのOリングなど)に黄色カラーを用いてデザイン性を高めたというハウジングユニット。シリコン素材をグリップに埋め込み、堅牢でありながらホールド性を向上させている。

さらには、陸上での気密確認が行えるリークセンチネルと水検知リークセンサーによる2重の検知装置を備えた。

ポートはDX(NX)シリーズのハウジングで採用している、DX(NX)ポート規格を採用。FE 16-35mm F2.8 GM(SEL1635GM)のような大口径レンズの脱着や、バッテリーの交換が容易に行えるという。

ハウジングの外側からポートロック操作(施錠/解除)とレンズリリースボタンを押すことが可能。ハウジングを開けずにポート、レンズ交換(一部除く)作業が行える。

また、ボイヤンシーポケットを設けて水中重量を軽減。この空きスペースはモバイルバッテリーなどの一時的な収納スペースとしても利用可能だとしている。

このほか、背面モニターをハウジングのリア窓に近づけることで視認性を向上できる(カメラから離した状態でハウジングにセットできる)構造を採用している。

ストロボ発光の制御まわりでは、発光信号をLED光に変換し、YSストロボと同調(TTL自動調光も可能)させる「光コンバーターS1」をオプションで用意。預かり取り付けにて対応するとしている。また、TTL撮影が必要ないユーザーには、光ファイバーケーブル接続でYSストロボのマニュアル発光を可能とする「マニュアルフラッシュトリガーS」を用意している。なお、対応は後日の予定だという。

この他、0.5倍のピックアップファインダーや視度調整ダイヤルの搭載(オプションで0.66倍、0.8倍のピックアップファインダーや、VF45 1.2x、VF180 1.2xも装着可能)、スーパー夜光タイプの特殊蓄光シールの採用、ハウジングの傷つきを防止するアンダーガードの装備といった特徴がある。

主な仕様

耐圧水深

100m

外形寸法

330×189×131mm

重量

約2,800g

素材

ボディ:耐腐蝕アルミ合金(削り出し)
グリップ:耐腐蝕アルミダイキャスト

希望小売価格

税別39万6,000円

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。