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日本カメラ財団、2018年の「歴史的カメラ」を発表

125倍ズーム機、EVF内蔵の防水コンパクトカメラなど

一般社団法人 日本カメラ財団は、2018年の「日本の歴史的カメラ」を発表した。

日本最初の試みがされているものや、市場で特に人気を博するなど、技術史的および歴史的に意義のあるカメラを選定するもの。

日本のカメラ発展の歴史を長く世に留めるために、専門家や学識経験者による審査委員会が1年間に発売された新製品すべてを対象に審査する。

2018年は以下の4機種が選定された(発売日順。選定理由と主な仕様を引用)。

ニコンCOOLPIX P1000(9月14日発売)

選定理由

35mm判換算24-3,000mm相当の125倍ズームレンズを備えたレンズ一体型デジタルカメラ。

主な仕様

・1,605万画素 1/2.3型CMOS
・SD
・電子ビューファインダー、3.2型背面液晶

ニコンZ 7(9月28日発売)

選定理由

内径55mm、フランジバック16mmの新たな「ニコンZマウント」を採用し、記録媒体をXQDメモリーカード専用としたフルサイズ撮像素子のノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。

主な仕様

・4,575万画素 約35.9×23.9mm CMOS
・XQD
・電子ビューファインダー、3.2型背面液晶

パナソニックLUMIX FT7(10月18日発売)

選定理由

アウトドアタイプで電子ビューファインダーを備え、水深31mの防水機能をもつコンパクトデジタルカメラ。

主な仕様

・2,040万画素 1/2.3型高感度MOS
・SD
・電子ビューファインダー、3.0型背面液晶

キヤノンEOS R(10月25日発売)

選定理由

新たな「キヤノンRFマウント」を採用し、ボディ背面のスライド・タップで撮影機能の操作が可能なマルチファンクションバーや、シャッター速度、絞り、ISO感度をオートまたは任意で設定できるモードを備えた、フルサイズ撮像素子のノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。

主な仕様

・3,030万画素 約36.0×24.0mm CMOS
・SD
・電子ビューファインダー、3.15型背面液晶

本誌:鈴木誠