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日本カメラ財団、平成31/令和元年の「歴史的カメラ」7機種を選定
2019年12月16日 09:24
一般財団法人日本カメラ財団は12月13日、2019年の「歴史的カメラ」7機種を発表した。
「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」、「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを、日本のカメラの発展の歴史を永く世に留めるために選定するもの。中立的な立場にある専門家や学識経験者から構成される「歴史的カメラ審査委員会」によって、1年間に発売された新商品すべてを大賞に審査・選定する。
歴史的カメラ審査委員会の審査委員(五十音順・敬称略)は、森山眞弓(日本カメラ博物館 館長・委員長)、市川泰憲 (写真技術研究家)、河田一規(カメラ評論家、写真家)、河野和典(カメラ評論家)、豊田堅二(カメラ評論家)、中村文夫(カメラ評論家)、萩原史郎(写真家)、山本晃(東京工芸大学名誉教授)。
対象機種と選定理由は次の通り(引用)。記載は発売日順で、各機種に順位はない。
OLYMPUS OM-D E-M1X(2月22日発売)
選定理由
被写体認識AFや、画像合成によるNDフィルター機能を備えたミラーレスカメラ。
主な仕様
約2,037万画素 4/3型 Live MOS SD×2 電子ビューファインダー、3.0型背面液晶
RICOH GR III(3月15日発売)
選定理由
APS-Cサイズの撮像素子を採用し小型ボディにセンサーシフト式手ぶれ補正など、高度な撮影機能を備えたコンパクトデジタルカメラ。
主な仕様
約2,424万画素 23.5×15.6mm CMOS SD、内蔵メモリー(約2GB) 3.0型背面液晶
パナソニックLUMIX S1R(3月23日発売)
選定理由
ライカカメラ社のLマウントを採用し、パナソニックとして初めて35ミリ判フルサイズ撮像素子を採用したミラーレスカメラ。
主な仕様
約4,730万画素 36.0×24.0mm CMOS SD、XQD 電子ビューファインダー、3.2型背面液晶
RICOH THETA Z1(5月24日発売)
選定理由
2つのレンズと独自の光学系を備え、1.0型撮像素子を採用した、360度カメラ。
主な仕様
約2,000×2(静止画記録2,300万画素相当) 1.0型×2 CMOS 内蔵メモリー(約19GB)
FUJIFILM GFX100(6月28日発売)
選定理由
1億200万画素の中判撮像素子に像面位相差AFとセンサーシフト式手ぶれ補正を備えたミラーレスカメラ。
主な仕様
約1億200万画素 43.8×32.9mm CMOS SD×2 電子ビューファインダー、3.2型背面液晶
ソニーα7R IV(9月6日発売)
選定理由
6,100万画素の35mm判フルサイズ撮像素子でAF/AE追従毎秒約10コマの高速連写が可能なミラーレスカメラ。
主な仕様
約6,100万画素 35.7×23.8mm CMOS SD×2 電子ビューファインダー、3.0型背面液晶