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2017年の「日本の歴史的カメラ」が発表に

インスタントカメラ、中判ミラーレス、APS-Cズームコンパクトなど6機種

一般財団法人日本カメラ財団の歴史的カメラ審査委員会は、2017年の「歴史的カメラ」を発表した。

「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」もしくは「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを、専門家や学識経験者による委員会が審査・選定するもの。

審査委員は、日本カメラ財団(委員長)の森山眞弓氏、写真技術研究家の市川泰憲氏、カメラ評論家・写真家の河田一規氏、カメラ評論家の河野和典氏、カメラ評論家の豊田堅二氏、カメラ評論家の中村文夫氏、写真家の萩原史郎氏、東京工芸大学名誉教授の山本晃氏。

選定機種(順位なし・発売日順)と選考理由は次の通り(日本カメラ財団Webサイトより引用)。

富士フイルム instax SQUARE SQ10(2月2日発売)

選考理由:本体で撮影したデジタル画像のほか、他のカメラで撮影した画像もマイクロSDカードを挿入することで正方形写真をプリントすることができる「ハイブリッドインスタントカメラ」。

FUJIFILM GFX 50S(2月28日発売)

選考理由:43.8×32.9mmで5,140万画素の中判サイズ撮像素子を備えたノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。

パナソニックLUMIX GH5(3月23日発売)

選考理由:AF追従で秒間約30コマの高速連写から18メガピクセル相当の画像を切り出す「6K PHOTO」を備えたノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。

ソニーα9(5月26日発売)

選考理由:メモリー一体型の35mm判フルサイズ積層型撮像素子によるAF/AE追従でブラックアウトのない最高毎秒20コマの高速連写や、歪みの少ない撮像素子シャッター備えたノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ。

ニコンD850(9月8日発売)

選考理由:デジタル一眼レフカメラとして4,575万画素のフルサイズ裏面照射型撮像素子を備え、バッテリーパック装着で最大毎秒9コマの連写が可能。

キヤノンPowerShot G1 X Mark III(11月30日発売)

選考理由:APS-Cサイズの撮像素子でズームレンズを備えたコンパクトデジタルカメラ。

本誌:鈴木誠