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「RICOH GR III」の動作機が初公開

2019年春に"10万円を少し超えるぐらい"で発売

GR III

リコーイメージングは12月4日、写真家や報道関係者を招いて開催したイベント「GR NIGHT」において、2019年春の発売を予定しているコンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」の動作機を初公開した。

GR IIIはフォトキナ2018に合わせて開発発表されたレンズ一体型デジタルカメラ。レンズはGRシリーズの個性である35mm判換算28mm相当の画角をキープしつつ、光学設計を一新。イメージセンサーは有効約2,424万画素のAPS-Cサイズで、ペンタックスのデジタル一眼レフカメラで培われたセンサーシフト式手ブレ補正機構「SR」を新たに搭載した点が大きな特徴となっている。

GR/GR IIに比べて横幅が縮まり、GR DIGITAL IVまでのサイズ感に近い。
35mm判換算21mm相当になるワイドコンバージョンレンズ(価格未定)。

フォトキナでの取材時には電源を投入したところを見られなかったが、今回は実際にカメラの操作と撮影が可能で、「1から作り直した」というメニュー画面なども確認できた。ただ、ファームウェアのバージョンがVer.0.00だったため、発売までにはまだ各所に変更が加えられるだろう。ちなみに現時点で公表できる販売価格のイメージは「10万円を少し超えるぐらい」だそうだ。

撮影画面。タッチAFに対応する。
メニュー画面。タップで項目を選んだり、フリック操作でスクロールが可能。

タッチ&トライで得られた詳細情報は追って掲載する。

本誌:鈴木誠