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ハッセルブラッド、中判ミラーレスX1D用交換レンズ3本
初のテレコンバーターも
2018年10月1日 07:00
ハッセルブラッドは、同社ミラーレス中判カメラ「X1D-50c」向けの交換レンズ「XCD 1,9/80」「XCD 2,8/65」「XCD 2,8/135」の3本を発表した。
X1D-50cは、43.8×32.9mmの5,000万画素CMOSセンサーを搭載した中判デジタルカメラ。
今回発表されたレンズは、他のXCDレンズと同様にレンズシャッターを備え、60分から最高1/2,000秒までのストロボ全速同調に対応する。
XCD 1,9/80
ハッセルブラッドレンズとして最も大口径となるf/1.9の開放F値により、非常に浅い被写界深度と集光能力を備えた単焦点レンズ。価格はオープン。参考価格は税別57万6,000円。
同社にとってマイルストーンとなるレンズに位置付けられ、光学設計技術と厳しい測定基準により、優れた光学面の精度を実現。非球面の大口径レンズがしばしば苦手とするボケ味や光源のボケについても配慮しているという。
また、独自のツインAFモーターを搭載し、高速なオートフォーカスを実現する一方で、正確なマニュアルフォーカス操作も可能。
焦点距離は、80mm(35mm判換算で63mm相当)。レンズ構成は9群14枚。絞り値はF1.9~F32。
XCD 2,8/65
Xシステムを使うすべてのフォトグラファーに向けた標準レンズ。価格はオープン。参考価格は税別33万1,000円。
開放F値f/2.8と最短撮影距離0.5mという性能により、ストリートスナップや旅行などあらゆる撮影に適したレンズだという。
焦点距離は、65mm(35mm判換算で50mm相当)。レンズ構成は6群10枚。絞り値はF2.8~F32。
XCD2,8/135
単体販売のほか、専用設計により画質劣化に配慮したテレコンバーター「Xコンバーター1,7」とのセット販売も用意する。どちらも価格はオープン。レンズ単体の参考価格は税別48万9,000円。コンバーターとのセットは税別57万6,000円。
焦点距離は135mm(35mm判換算で105mm相当)。レンズ構成は6群10枚。絞り値はF2.8~F32。最短撮影距離は1m。
Xコンバーター1,7を装着すると、焦点距離は230mm(35mm判換算で178mm相当)に。絞り値はF4.8~F32で、最短撮影距離は1.05mとなる。
なお、コンバーターのレンズ構成は4群6枚。単体販売は予定されていない。