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オリンパス「E-M1 Mark II」「E-M5 Mark II」「PEN-F」に最新ファームウェア

「LEICA DG 200mm」AF対応など プロキャプチャー機能向上も

オリンパス OM-D E-M1 Mark II
OM-D E-M1 Mark II

オリンパス株式会社は、「OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II」「OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II」「OLYMPUS PEN-F」の機能拡張ファームウェアを2月28日に公開した。

共通のアップデート内容として、新アートフィルター「ブリーチバイパス」を追加したほか、パナソニック株式会社の交換レンズ「LEICA DG ELMARIT 200mm / F2.8 / POWER O.I.S.」(H-ES200)を使用時にAFが正常に動作しない場合がある不具合が修正されている。

そのほか、各機種ごとの更新内容は次の通り。

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II(Ver.2.0)

・プロキャプチャーモードの機能向上
(プリ連写枚数 14枚→35枚に増加、作動中の表示追加、対応レンズの拡張)
・深度合成対応レンズに「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」を追加
・スモール AF ターゲット設定を追加(S-AF、C-AF)
・ボディー内 Fisheye補正(M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO使用時)を追加
・再生時の拡大倍率指定とピクセル等倍表示を追加
・光源によるフリッカーの影響を抑える細やかなシャッター速度調節ができる「フリッカースキャン」機能を追加

その他改善項目

・コンティニュアスAF(C-AF)の性能を向上
・AEL/AFLボタンで行う親指AF設定でのAF動作レスポンスを改善
・動画撮影時のIS性能を改善し、より自然なカメラワークの動画撮影に対応(IS搭載レンズは同時公開のファームアップが必要)
・OLYMPUS Captureを使ったテザー撮影でのレスポンスと安定性を改善し、快適な撮影ワークフローを提供
・電池残量アイコンの分割数を増やし、電池残量の視認性を向上

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II(Ver.4.0)

・深度合成機能を追加

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II

OLYMPUS PEN-F(Ver.3.0)

・撮影画像のモノクロ・カラープロファイル情報をPC経由でカメラに保存可能
・モノクロプロファイルコントロールのシェーディング効果をカラープロファイルコントロール、カラークリエーターでも使用可能

PEN-F

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。