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ニッシンジャパン、ワイヤレスコマンダー「Air10s」を正式発表

最長100mまでの遠隔操作に対応、microSDスロットを装備

ニッシンジャパン株式会社は、電波式ワイヤレスコマンダー「Air10s」を4月に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込1万9,000円。キヤノン用、ソニー用、ニコン用、フォーサーズ用、富士フイルム用を用意する。

最長100mまでの遠隔操作に対応するコマンダー。ニッシンジャパン製コマンダーの現行機種「Air1」の上位モデルにあたる。2月23日より開幕する「CP+2017」での展示を予告しており、今回、発売時期やスペックなどを正式に発表した。

1/3EVステップの調光が可能(Air1は1/2ステップ)で、1/8,000秒までのハイスピードシンクロに対応。使用可能範囲はAir1の30mから100mに拡大した。

TTLモードで発光させた際の光量を記憶し、ワンタッチでマニュアルモードに置き換える「TTLメモリー機能」を搭載。マニュアルの発光レベル微調整が可能になることで、撮影手順を簡略化できるとしている。

「i60A」や「Di700A」などの同社製ストロボに複数台のAir10sをペアリング可能な「オープンモード」を装備した。ストロボとコマンダーのペアリングをやり直さずに、同じ設定のままカメラのみ取り替えて撮影できる機能。

このほか、microSDカードスロットを新設。更新ファームウェアがリリースされた際に、ユーザー側で手動アップデートが可能になる。なお、同社が今後発売するストロボとコマンダーには、microSDスロットを標準装備するとしている。

電波仕様は2.4GHz帯。発光グループは8チャンネルまで設定可能で、モデリングライトも搭載しているが、現行機種には対応していない。今後発売する製品で対応するという。

電源は単4電池×2。発光回数は約3,000回。発光間隔は最速10回/秒。光量調節の範囲はTTLモード時で-2.0~+2.0、マニュアル時で1~1/256(いずれも1/3ステップ)。

背面操作部はカラー液晶。操作はダイヤル式。

外形寸法は約65×60×60mm。重量は約73g(電池を除く)。

関根慎一