ニュース

ニッシン、マグネットで連結できる薄型モノブロックストロボ「MG-X」

NAS対応「Air10s」「MG80 Pro」からのワイヤレスマルチ発光も可

ニッシンジャパン株式会社は、独自の電波式ワイヤレスTTL調光システム「NAS」(Nissin Air System)方式に対応するモノブロックストロボ「MG-X」を12月23日に発売する。直販価格は税込4万7,740円。

最大出力82.7Wsの、薄型ボディを採用したモノブロックタイプのストロボ。マグネットにより、複数台を連結して使用できる点が特徴。最大出力は2台連結時で165.4Ws、3台連結時で248.1Wsとなる。屋外使用時には複数台を連結し、屋内では個別にして多灯発光させるといった使い方が可能としている。

2台連結した様子。四隅にある円形のパーツにマグネットが埋め込まれている。右は別売の「MG-X プロテクトケース」(税込2,860円)を装着
MG-X プロテクトケース。素材はシリコーン製

電源は単3形乾電池4本。リチウムイオン充電池(14500型/3.7V)使用時に最高性能が発揮できるとしており、フル発光でのリサイクルタイムが約1.5秒、発光回数が約360回としている。発光部には高耐熱クオーツ管を採用した。

電池挿入部
発光部。付属のプロテクター装着時の色温度は5,600K

NASコマンダー機能を内蔵。ワイヤレスコマンダー「Air10s」または、クリップオンストロボ「MG80 Pro」からの遠隔操作による、TTL、マニュアル、マルチ発光に対応する。なお、NASコマンダー対応ストロボでマルチ発光に対応するのは、本機が初だという。

他のストロボ発光にワイヤレス同調する光スレーブ機能も搭載。光学式TTLワイヤレスマスター機能が搭載されたキヤノン製およびニコン製ストロボからのTTL制御にも対応する。

発光部の両サイドには白色LEDのモデリングライトを備えた。コマンダー機能による遠隔ON/OFFにも対応する。

外形寸法は約25×70×196mm。重量は約350g(電池除く)。本体にはファームウェアアップデート専用のUSB Type-C端子を備えている。

背面の操作部
USB Type-C端子(ファームウェアアップデート専用)
底面には三脚ネジ穴を備える
2台使用時は市販のS型ブラケットに装着可能。1台でもMG-X プロテクトケースを使用することで装着できる
本誌:宮本義朗