オリンパスZUIKOレンズ 写真家インタビュー
未だ知られていない土地風土の魅力をひきだす…高橋良典さん
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
2019年7月22日 11:10
オリンパスのZUIKOレンズを使う写真家に、作品表現でのポイントや使い勝手をお聞きしていく本企画。
写真家の高橋良典さんに、写真を撮るとき気をつけていることや、撮影機材に重視することなどを聞きました。レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」で撮影された作品も紹介します。
高橋良典
たかはし よしのり
1970年奈良県生まれ。高校の頃から写真家を志し卒業後に上京。奈良をいったん離れるが、東京で暮らすことによって改めて奈良の魅力に気づく。「自分が生まれ育った奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知って欲しい」との想いから、1991年、東京工芸大学短期大学部を卒業後、生まれ故郷の奈良に戻り、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら撮影に励む。2000年にフリーのカメラマンとなり、写真事務所「フォト春日」を設立。現在は雑誌・カレンダー・観光ポスター等に風景写真を中心とした作品を発表しています。日本写真家協会(JPS)会員。奈良県美術人協会会員。
現在、どのような作品を撮られていますか?
生まれ育った大好きな奈良県の魅力が伝わるような写真を意識しています。自分の撮影した写真によって奈良県のPRに役立つことが出来れば、と日頃から思っています。
撮影の中心はあくまでも奈良県ですが、県内外を問わず、自然の織りなす旋律を捉えることもライフワークのひとつです。
奈良県のどのようなところに惹かれていますか?
大阪近郊でありながら、のんびりとした風土が風景にもあらわれており、そこが最大の魅力だと感じています。また、主に平野で構成される県北中部と山間の県南部では、風景の趣がガラッと変わり、その二面性にも惹かれています。
奈良県は“風景の要素が詰め込まれている”場所とのことですが、それはどのようなところに感じていらっしゃるのでしょうか?
かつて都がおかれていた頃の風情を残す風景をはじめ、奈良県は寺社等の歴史的な建造物や遺跡が豊富です。日本の原風景を感じる里山のほか、高原や湖・渓流・滝といった自然風景、そして近畿の屋根と言われる山岳地帯まで、様々な表情をもつ地です。
ここまで多岐に渡る被写体が揃っている県は、そうありません。
写真を通じて県の魅力を発信していくにあたって、心がけていることはありますか?
全国的に有名な「いわゆる奈良県」の既存イメージにとどまらず、地の利を生かして奈良県全域を撮影することで、あまり知られていない部分まで掘り下げて伝えていきたいと考えています。紹介したい素晴らしい場所がたくさんありますので!
撮影地はどのように決められているのでしょうか。
概ね目的地を決めて車で動きますが、有名撮影地や観光地以外にも被写体はあふれているので移動中の風景も気にかけています。良い巡り合いがあり、足を止めることもしばしばで、目的地にたどり着かない事もあります(笑)。
オリンパスのカメラで気に入っている機能は?
小型軽量な点と雨天を気にせずフィールドに持ち出せる防塵防滴性能です。そしてレンズの部分と重複するのですが、やはり道具としての信頼性。その他では使い方に応じてボタン、ダイヤル類を柔軟にカスタマイズできる点が気に入っています。
交換レンズに求める性能とは?
細かい絵柄が多い風景写真にとっては、やはり解像性能は重要です。それから私は逆光状態を好んで撮影するので耐逆光性能を重視しています。常にフィールドに持ち出すことを考えると少々ハードに使用しても壊れない信頼性もマストですね。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの特徴を教えてください。
条件を選ばない素晴らしい描写性能に加えて、スピーディーに撮影できる操作性の良さ。
特に気に入っているのはレンズフードの使い勝手で、これは是非体感していただきたいです。しっかりとした防塵防滴性能等を含め、そのすべてがPROシリーズにふさわしいと感じています。
告知があればぜひ!
近々、国内各地にて写真展を行う予定です。詳しくはfacebookで告知していきますので、是非チェックしてくださいね。
デジタルカメラマガジンにも高橋良典さんが登場!
デジタルカメラマガジン2019年8月号の連載「日本列島 ZUIKO LENSの旅」で、高橋良典さんによるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの解説が掲載されています。
本連載は47人の写真家が47の都道府県を巡るというもの。今回、高橋さんは地元・奈良県を巡っています。ぜひ、あわせてご覧ください。
制作協力:オリンパス株式会社