オリンパスZUIKOレンズ 写真家インタビュー

未だ知られていない土地風土の魅力をひきだす…高橋良典さん

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

夏になると里山のあちらこちらでヒマワリが咲く。厳しい逆光状態でもM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROならば安心してカメラを向けることができる。大幅なマイナス補正で輝きを強調した(撮影:高橋良典)。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 150mm(300mm相当) / 絞り優先AE(F5.6、1/500秒、-1.5EV) / ISO 200 / WB:晴天

オリンパスのZUIKOレンズを使う写真家に、作品表現でのポイントや使い勝手をお聞きしていく本企画。

写真家の高橋良典さんに、写真を撮るとき気をつけていることや、撮影機材に重視することなどを聞きました。レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」で撮影された作品も紹介します。

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高橋良典
たかはし よしのり
1970年奈良県生まれ。高校の頃から写真家を志し卒業後に上京。奈良をいったん離れるが、東京で暮らすことによって改めて奈良の魅力に気づく。「自分が生まれ育った奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知って欲しい」との想いから、1991年、東京工芸大学短期大学部を卒業後、生まれ故郷の奈良に戻り、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら撮影に励む。2000年にフリーのカメラマンとなり、写真事務所「フォト春日」を設立。現在は雑誌・カレンダー・観光ポスター等に風景写真を中心とした作品を発表しています。日本写真家協会(JPS)会員。奈良県美術人協会会員。


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現在、どのような作品を撮られていますか?

生まれ育った大好きな奈良県の魅力が伝わるような写真を意識しています。自分の撮影した写真によって奈良県のPRに役立つことが出来れば、と日頃から思っています。

撮影の中心はあくまでも奈良県ですが、県内外を問わず、自然の織りなす旋律を捉えることもライフワークのひとつです。

日本の原風景が広がる明日香村。初秋の棚田にヒガンバナが彩りを添える。明るい望遠レンズなのにズーム比が高いため、フットワークを生かした撮影が可能だ(撮影:高橋良典)。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 46mm(92mm相当) / 絞り優先AE(F16、1/30秒、±0EV) / ISO 200 / WB:晴天

奈良県のどのようなところに惹かれていますか?

大阪近郊でありながら、のんびりとした風土が風景にもあらわれており、そこが最大の魅力だと感じています。また、主に平野で構成される県北中部と山間の県南部では、風景の趣がガラッと変わり、その二面性にも惹かれています。

奈良県は“風景の要素が詰め込まれている”場所とのことですが、それはどのようなところに感じていらっしゃるのでしょうか?

かつて都がおかれていた頃の風情を残す風景をはじめ、奈良県は寺社等の歴史的な建造物や遺跡が豊富です。日本の原風景を感じる里山のほか、高原や湖・渓流・滝といった自然風景、そして近畿の屋根と言われる山岳地帯まで、様々な表情をもつ地です。

ここまで多岐に渡る被写体が揃っている県は、そうありません。

山間部では初夏でも気温が下がり、湖面から霧が上がることがある。霧の情景をオリンパスブルーがさらに引き出してくれた。必ずM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROとセットで持ち歩くM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで撮影(撮影:高橋良典)。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO / 24mm(48mm相当) / 絞り優先AE(F11、15秒、+0.5EV) / ISO 200 / WB:4,700K

写真を通じて県の魅力を発信していくにあたって、心がけていることはありますか?

全国的に有名な「いわゆる奈良県」の既存イメージにとどまらず、地の利を生かして奈良県全域を撮影することで、あまり知られていない部分まで掘り下げて伝えていきたいと考えています。紹介したい素晴らしい場所がたくさんありますので!

落差50mを誇る御船の滝。小雨に煙る幽玄なその姿を12-40mmで捉えた。晴れた日には虹がかかり、また真冬に冷え込む日が続くと氷瀑になることでも有名だ(撮影:高橋良典)。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO / 16mm(32mm相当) / シャッター優先AE(F8、1/2秒、-0.5EV) / ISO 200 / WB:太陽光

撮影地はどのように決められているのでしょうか。

概ね目的地を決めて車で動きますが、有名撮影地や観光地以外にも被写体はあふれているので移動中の風景も気にかけています。良い巡り合いがあり、足を止めることもしばしばで、目的地にたどり着かない事もあります(笑)。

吉野山の象徴、金峯山寺蔵王堂を雲が包み込む。このような条件下ではスピードが勝負。M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROはレンズフードの伸縮等、素早くセッティングできるので心強い(撮影:高橋良典)。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II/ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 150mm(300mm相当) / 絞り優先AE(F5.6、1/180秒、±0EV) / ISO 400 / WB:太陽光

オリンパスのカメラで気に入っている機能は?

小型軽量な点と雨天を気にせずフィールドに持ち出せる防塵防滴性能です。そしてレンズの部分と重複するのですが、やはり道具としての信頼性。その他では使い方に応じてボタン、ダイヤル類を柔軟にカスタマイズできる点が気に入っています。

交換レンズに求める性能とは?

細かい絵柄が多い風景写真にとっては、やはり解像性能は重要です。それから私は逆光状態を好んで撮影するので耐逆光性能を重視しています。常にフィールドに持ち出すことを考えると少々ハードに使用しても壊れない信頼性もマストですね。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの特徴を教えてください。

条件を選ばない素晴らしい描写性能に加えて、スピーディーに撮影できる操作性の良さ。

特に気に入っているのはレンズフードの使い勝手で、これは是非体感していただきたいです。しっかりとした防塵防滴性能等を含め、そのすべてがPROシリーズにふさわしいと感じています。

大峯山脈、稲村ケ岳を雲が覆い隠す。あえて山頂が見えないシーンを狙うことで、厳冬期の険しさを表現した。ワイド感を出すために縦横比を3:2に設定。様々な比率変更に対応しているのはOM-Dの魅力のひとつだと言える(撮影:高橋良典)。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 150mm(300mm相当) / 絞り優先AE(F5.6、1/1,000秒、±0EV) / ISO 200 / WB:太陽光

告知があればぜひ!

近々、国内各地にて写真展を行う予定です。詳しくはfacebookで告知していきますので、是非チェックしてくださいね。

デジタルカメラマガジンにも高橋良典さんが登場!

デジタルカメラマガジン2019年8月号の連載「日本列島 ZUIKO LENSの旅」で、高橋良典さんによるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの解説が掲載されています。

本連載は47人の写真家が47の都道府県を巡るというもの。今回、高橋さんは地元・奈良県を巡っています。ぜひ、あわせてご覧ください。

制作協力:オリンパス株式会社

デジカメ Watch編集部