オリンパスPROレンズ 写真家インタビュー
鉄道の様々な表情を引き出す…三橋康弘さん
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
2019年1月24日 07:44
オリンパスPROレンズをお使いの写真家にお話をうかがう連載「オリンパスPROレンズ 写真家インタビュー」。
今回は三橋康弘さんに、作品のこと、撮影のこと、そして「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」について語ってもらいました。
三橋康弘
みつはし やすひろ
1983年、神奈川県生まれ。システムエンジニアとして働きながら、写真作品を撮影している。被写体は鉄道、人物、風景など多岐にわたる。日本写真協会(PSJ)会員、オリンパスアンバサダー。本誌で鉄道写真とポートレートで構成した「列車と彼女と」を好評連載中。
現在の活動と写真家になったきっかけを教えてください。
普段はシステムエンジニアとして働きながら、週末を中心に写真活動を行い、個展やグループ展で写真作品を発表しています。主な個展では、2016年に新宿のエプサイトで開催した『駅と彼女。』が挙げられます。
写真を始めたのは、大好きな鉄道を自分で撮りたくて、父のカメラを借りて撮り始めたのがきっかけです。それからずっと、自分なりの鉄道写真を追い求めて撮り続けています。
影響を受けた写真家や写真集は?
影響を受けた写真家は、中井精也さん、山﨑友也さん、お2人の師匠である真島満秀さんですね。
山﨑友也さんの写真集『夜感鉄道』は、夜の鉄道写真を中心に構成されており、暗闇の中を走る鉄道、寝台列車が出発する寸前のホームの人間模様など、鉄道写真は夜も舞台にできるのだと知った時は衝撃的でした。
三橋さんにとって鉄道写真の魅力とは?
いちばんの魅力は「鉄道の様々な顔、走る姿」に出会えることです。
鉄道会社によって走る車両が異なり、それぞれの顔があります。その車両たちが、大都会や田舎、山や海の近くなど異なる景色の中を走る姿に魅力されます。
また、鉄道は人を運ぶために走っているので、いかに人と鉄道を上手く写真で表現するかを追求しているところです。
鉄道写真における望遠レンズの重要性はどんなところですか?
鉄道を撮る場合、少くともレールとの距離があるので、まずはそこを埋めなくてはなりません。私は鉄道車両を大きく写すことが多いので、できるだけ距離を縮めるために望遠レンズをよく利用しています。
望遠レンズを使うことで鉄道の臨場感を表現でき、車両のディテールも細やかに写せます。
撮影で公共交通機関を使う理由というのは?
車を使うと撮影場所へすぐに移動できるので便利なのですが、その土地の鉄道を理解してから撮りたいと考えているため、移動に車は使いません。
列車で移動していると、「この場所で撮ってみたい」と思う場所が見つかることが多く、自分の知らない風景に出会う可能性か高くなるんです。
鉄道写真とオリンパスシステムの親和性は?
オリンパスのOM-D E-M1系システムの特徴である「小型で防塵防滴」というのが、鉄道写真に合っていると思います。
小型なので持ち歩きに優れており、雨や雪の中でも気にせずにシャッターを切れるのはとても助かります。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの印象は?
35mm判換算で300mm相当の焦点距離を手持ちで撮れるのが魅力です。オリンパスの特長である手ブレ補正のおかげで、三脚でレンズを固定しなくても手持ちで撮れます。普段は三脚を使うことが少ないので、重宝しています。
告知などあればぜひ!
デジタルカメラマガジンにて、列車の顔(正面)と、その列車に乗る女性を写した「列車と彼女と」を連載していますので、ぜひご覧ください。
また、2019年2月15日(金)~2月24日(日)に横浜・石川町のgallery fuで開催される写真展「横浜の女(ヒト)」に出展します。鉄道に関連したポートレート写真を展示予定なので、お近くにお越しの際はお立ち寄りください。
デジタルカメラマガジンにも三橋康弘さんが登場!
デジタルカメラマガジン2019年2月号の連載「PRO's SIGHT—PROが見た風景—」には、三橋康弘さんによるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROの解説が掲載されています。あわせてご覧ください。
制作協力:オリンパス株式会社