編集後記

2020年10月2日

鈴木誠

話のネタにローライ印の扇風機を取り出したら、相手も持っていたの図。

弊社は4月初旬から在宅勤務が基本となり、丸2か月ほど出社しない時期もありました。それから久しぶりに電車+徒歩で通勤したところ、翌朝に早くも筋肉痛が襲ってくるという恐怖。平均7,000〜8,000歩の運動量もバカにできないなと実感したのでした。

そんな中で作業環境に大事と知ったのは、やはり椅子と机。手持ちの椅子に座布団を重ねたぐらいでは厳しい。やむなく通販で8,000円ぐらいのデスクチェアを購入するも、安いなりの造りで、なかなか気乗りするものではなく。

とはいえ家具ショールームに行ったところで、予備知識に乏しく冷静な品定めはできなそう。ということで思いついたのが「会社と同じものを買う」でした。5年以上も使っていて目立った不満がないというのは何よりの安心材料。というわけでサクッとオカムラのシルフィーに狙いを定めて、せめてオフィスと変化を付けるべく色を黒にして、ついでにヘッドレストも付けました。

これはオカムラのデスクチェアに共通した印象なのですが、背面のフレームや座面裏の操作レバーなどを見ても、造形や質感にダルさを感じる部分がありません。各部の動作にも安心感があり、買って1週間で背メッシュがたるんでくることも当然ない。おかげで購入後も満足感が持続していますし、毎朝の「さて、やるか」が後押しされています。

今さらではありますが、在宅でついつい(もしくは、やむを得ず)長時間労働してしまっている人は、まだであれば椅子への投資をオススメします。私自身、効果も満足感も高いとはいえ9万円も使ったので、今後もモトを取るまでテレワークを励行していく所存です。

他にもコンテッサの定番感や"ジウジアーロデザイン”という言葉にもグッときましたが、ここは「使い慣れている機種」という手堅さを優先したのでした。しかし最新ジウジアーロデザインであるところのフィノラを選んだ太田さんは流石だなと思うわけです。