編集部より

最新「防水デジカメ」まとめ 2017年版

市場が縮小したコンパクトデジタルカメラですが、いまだ人気のジャンルがあります。いわゆる防水デジカメがそれ。最盛期よりラインナップは減りましたが、その分生き残った最新モデルには、ブランドごとの個性が反映されています。

ここでは、今年発売された3モデルを紹介しましょう。

OLYMPUS Tough TG-5

人気のTough TGシリーズに、GPS/気圧/温度/方位/加速度センサーを組み合わせた「フィールドセンサーシステム」対応の新モデル。スマートフォンのアプリで詳細なログを確認、トレッキングなどのサポートアイテムとしても光る性能を持っています。

画質や操作性も一新され、このジャンルの新しい基準を作り出すかの勢い。コンバーターレンズやLEDライトガイドといった、既存のTGシリーズ用オプションが使えるのも強みです。

ブランド:オリンパス
発売日:2017年6月23日
実勢価格:5万5,000円前後(税込)
耐水深:15m
撮像素子:1/2.33型1,200万画素
レンズ:25-100mm相当(35mm判換算)F2-4.9
液晶モニター:3型約46万ドット
動画:最大4K/30p
外形寸法:113×66×31.9mm
重量:約250g(バッテリー、メモリーカード込み)

新製品レビュー:OLYMPUS Tough TG-5 グッと画質が向上したタフネスデジカメ 環境センサーログ機能も充実
オリンパス、防水・耐衝撃カメラ「Tough TG-5」を海外発表
オリンパス、防水・耐衝撃の最新モデル「Tough TG-5」を国内発売

COOLPIX W300

この大きさで水深30mという、本格的な海派にうれしい防水デジカメです。位置情報や高度/水深情報などを確認できる「アクティブガイド」画面が特徴。TG-5と同様ロググラフの表示を得意としており、単に撮影するだけではない、アクティビティに寄り添うトレンドを押さえた1台です。

デイリーユースにも対応するフラットなボディに、しっかりしたグリップの組み合わせたデザイン。このモデルもLEDライトを搭載しているので、早朝や深夜の行動時にも役立ちそうです。

ブランド:ニコン
発売日:2017年6月30日
実勢価格:4万5,000円前後(税別)
耐水深:30m
撮像素子:1/2.3型有効1,605万画素CMOSセンサー
レンズ:24-120mm相当(35mm判換算)F2.8-4.9
液晶モニター:3型約92万ドット
動画:最大4K UHD/30p
外形寸法:約111.5×66×29mm
重量:約231g(電池・メモリーカード含む)

新製品レビュー:Nikon COOLPIX W300 防水タフネスカメラを風景写真家が試す
ニコン、水深30m対応の「COOLPIX W300」海外発表
ニコン、4K動画対応の防水カメラ「COOLPIX W300」国内発売

RICOH WG-50

比較的廉価でベーシックな防水デジカメ。シリーズ特有のアグレッシブなデザインはそのままに、「雅(MIYABI)」や「リバーサル」といった、PENTAXの一眼レフカメラで人気の画像仕上げを搭載しています。防水デジカメとしては軽量なので、一眼レフカメラのサブカメラとして常時持ち歩く用途にもしっくりきそうです。

内蔵LEDライトを使った「デジタル顕微鏡モード」も搭載。昆虫の羽根の鱗粉や植物の葉脈などを大きく写せるので、お子様の自由研究などでも活躍することでしょう。自転車などに取り付けるためのマウント系オプションが豊富なのも特徴です。

ブランド:リコー
発売日:2017年6月16日
実勢価格:3万円台半ば前後(税込)
耐水深:14m
撮像素子:1/2.3型有効1,600万画素CMOSセンサー
レンズ:28-140mm相当(35mm判換算)F3.5-5.5
液晶モニター:2.7型約23万ドット
動画:最大フルHD/約30fps
外形寸法:約122.5×61.5×29.5mm
重量:約193g(電池・メモリーカード含む)

防水コンパクト「RICOH WG-50」の発売日が決定
リコー、ベーシックな防水・耐衝撃カメラ「RICOH WG-50」

本誌:折本幸治