岡嶋和幸の「あとで買う」

1,410点目:驚きと笑いの瞬間をとらえた猫ワールド

沖昌之『これネコ それネコ?』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

沖昌之『これネコ それネコ?』

1,389点目で『NyAERA2025』を紹介したばかりですが、本日も猫好きにはたまらない1冊です。デジタルカメラマガジンの連載「日常にゃ飯事」も毎号楽しみにしていますし、最新号の表紙写真も沖さんによるものです。

私は猫を4匹飼っていますが、家の中にずっといるので、沖さんのような開放感溢れる写真はなかなか撮れません。どの写真も猫の表情や仕草などもとても生き生きとしていて、ページをめくるたびに驚きや笑いの瞬間が次々に目に飛び込んできます。

よくもまあこんなにたくさんユニークなシーンに出合えたものだと感心しまくりです。2年間撮りためた写真が1冊にギュッと凝縮されていて見応え十分。全編でいっぱい癒やされること間違いなしでしょう。販売価格は1,760円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。