岡嶋和幸の「あとで買う」

902点目:カメラとの一体感が高まり安定性が増すストラップ

ハクバ「ピクスギア グリップストラップ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ハクバ「ピクスギア グリップストラップ」

847点目で紹介したピークデザインの「マイクロクラッチ」はスマートで、コンパクトカメラやミラーレスカメラなどにぴったりの印象です。でも大きめのカメラや望遠レンズを使った撮影では、もう少ししっかりした作りのハンドストラップのほうが安定性が向上するでしょう。

使用カメラや手の大きさ、好みもあると思いますがフィルンガーループ式ではなく、この製品のように手の甲を押さえるタイプのほうがカメラとの一体感が高まり、よりホールディングが安定すると思います。販売価格は1,600円前後です。

台座の取り付け部分にネジ穴があるので、ハンドストラップを装着した状態でカメラを三脚に取り付けることができます。ただし、バッテリーや記録メディアを交換するときは少し緩めて台座をずらす必要があります。

ストラップ取付部もあるためネックストラップとの併用も可能。これは便利な機能で、ここにピークデザインのアンカーリンクスを利用するのも良いでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。