岡嶋和幸の「あとで買う」

479点目:最近の分からない写真を分かりやすく解説した本

渡部さとる『じゃない写真 現代アート化する写真表現』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

渡部さとる『じゃない写真 現代アート化する写真表現』

デジタルカメラマガジンのプリント連載で、2号連続でオリジナルプリントの売買について取り上げているのですが、その2回目にこの本の著者である写真家の渡部さとるさんにご登場いただきました。

この本は取材前に知識武装のために購入したのですが、私が興味のあるテーマばかり取り上げられていることもあり、あっという間に読み終えることができました。販売価格は2,640円です。

「最近の写真はよくわからない」「わからないものをわからないまま展示する」が個人的に興味深い内容でした。今の写真表現について理解し楽しみたい人は、365点目で紹介した小林紀晴さんの『写真はわからない 撮る・読む・伝える――「体験的」写真論』とあわせて読んでほしいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。