岡嶋和幸の「あとで買う」

309点目:トレシーの収納に最適なのはフィルムケース?

ウェーブ「押すだけフタ 塗料ボトル」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

ウェーブ「押すだけフタ 塗料ボトル」

昨年末の番外編でも触れましたが、225点目の「トレシー メガネくもり止め」の曇り止め性能をキープするための保管方法をずっと考えています。そうこうしているうちに付属のジッパーバッグが破れてしまいました。メガネのくもり止めクロスは他にもいろいろありますが、どの製品もきちんとした密閉ケース付きです。それを購入してケースだけ使おうとも考えたのですが、くもり止めクロスが無駄になってしまいます。それらを見ていて思いついたのがフィルムケースです。試しに入れてみようと思ったのですが、昔は部屋のあちこちに転がっていたのに今は1つも見当たりません。仕方がないので新品の35mmフィルムを開封してみたところ良い感じでした。

折り畳んだ状態から丸めて入れるのですが、もう少しだけ高さがあると良いかもということで見つけたのがこの製品です。「大」(約48ml)と「小」(約28ml)の2つのサイズがラインアップされています。小さい方は35mmフィルム用のケースとほぼ同サイズの直径34×高さ57mmで、大きい方は直径40×高さ60mm。小は8個入り、大は6個入りで、どちらも販売価格は400円前後です。大の方が高さがあるぶん無理に押し込まずに出し入れが余裕で行えますが、真ん中に空間ができてしまうため直径は小サイズくらいが良いかもしれません。またジッパーバッグだと平べったくなりましたが、丸い容器なので少しかさばる感じです。

ステンレス製の小さい球が付属しているのですが、塗料の撹拌は行わないのでこれは使わないのと、6個セットなのですが必要なのは1個だけなので、小物入れにするなど何か利用方法を考えたいと思います。でもフィルムケースが全盛のころもボタン電池を入れるくらいしか使い道はなく、撮影で増える一方なので躊躇なく捨てていたわけです。ちなみに「フィルムケース」と呼んでいますが、正式には「バイアル容器」という汎用のもので、Amazonではサイズ違いのものが他にもいろいろ販売されています。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。