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テンバ「スモールメッセンジャーバッグ」
~ノートPCとデジタル一眼レフを持ち歩く人に
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今回試用したカラーはオリーブ。ほかにブラック、濃オレンジ、紺がある。
“テンバ”というブランドは、いかにもといった大容量のプロ用カメラバッグ、といったイメージがあるが、最近は小型ポーチのようなバッグまでラインナップしており、タウンユースのバッグにも力を入れている印象だ。 そこで今回、カメラに加えてノートPCも収納でき、通勤にも使えそうな「スモールメッセンジャーバッグ」(1万8,375円)を試してみた。
メッセンジャーバッグというと、自転車に乗りながらたすきがけで使うタイプを思い浮かべるが、このスモールメッセンジャーバッグは、ビジネスバッグ風のデザインになっている。色はブラック、オリーブ、濃オレンジ、紺。なお、茶、紫、シルバーが5月下旬~6月上旬に追加される。
横から見るとわかるとおり底側のマチが広く、上に行くほどマチが狭くなる作りだ。収納量はそれほどではないが、マチの幅が一定のカメラバッグに比べて全体がスマートに見えるのが魅力だ。特にブラックだと、スーツを着て持っても違和感は無いだろう。
横から見ると上すぼまりになっているのがわかる
ふたはフラップ式で、ファスナー付きのポケットが2つある。このポケットはさほど厚みが無いが、記録メディアやバッテリーを入れておくとすぐに取り出せて便利。
バッグ内部には多くのポケットがあるのが特徴。フタを開けてすぐの場所には携帯電話、筆記具、携帯音楽プレーヤー、充電器などを入れておくことができる。内側には書類用のポケットも2つある。小物を多く持ち歩く人は重宝するだろう。
ふたの外側に左右2カ所のポケット
フタをめくったところにもポケットがあり、小物が収納できる
ファスナー付きの書類入れもある
バッグの内側には、書類やペンなどを入れることのできるフラップが付いている
内部は、カメラ収納部に横長のインナーケースがあり、ベルクロ式の仕切り板で自由に仕切ることができる。高倍率ズームレンズを装着したエントリーデジタル一眼レフと、交換レンズ1本またはクリップオンストロボ1個がちょうど収まる広さだ。中級クラスのボディは、レンズを装着した状態で収納することは難しく、レンズを外した状態での収納となる。内部の生地は明るいグレーで統一してあり、内部の機材も見やすい。
PC収納部には、15型のノートPCが収納可能。クッション材で覆われており、保護性は高そうだ。さらにベルクロ式のバンドがついており、上からPCを抑えることができるから、バッグを横にしてふたを開けた時にPCが滑り出る心配がない。なお、ラージサイズ(1万9,005円)は17型PCが収納可能だ。
インナーケースは、取り外し可能
仕切り板のベルクロは4つのタブで強力に固定できる
15型ノートPCとカメラ機材を詰め込んだところ
体に当たる側には、雑誌などを入れることができる
ストラップは、かなりしっかりしたクッションが縫いつけられたタイプが付属している。クッション部分は肩のラインにあわせた非対称デザイン。メッセンジャーバッグというだけあってたすきがけでもフィット感はよい。クッションもかなり厚みがあり、バッグが重くなっても十分対応できそうだ。バッグ底部は鋲などは付いていないが、ほかの部分とは異なるゴム引きの素材でできており、湿気や摩擦から保護できるという。
また、本体にハンドルが付いているのもありがたい。普通メッセンジャーバッグにハンドルは無く、とっさに手に持ちたいときなどに不便なことがあるが、このバッグには丸い芯入りのハンドルが付いており、大変持ちやすい。また、体に当たる部分には厚めのクッションが入っており、表面がメッシュになっているなど細かいところまで気配りが感じられる。
フタ部分には内部にアクセスできるファスナーがあり、フタをめくらなくても機材が取り出せる。肩から掛けた状態でレンズなどを素早く取り出せる便利な仕様だ。
しっかりした作りのストラップが付属
裏面は滑り止めの発泡材
たすきがけにしたところ
ショルダーバッグでも使いやすい
上部のファスナーを開ければ、すぐに内部にアクセスできる
肩に提げたままでの、機材の出し入れが楽にできる
ハンドルは芯入りで、掴みやすい形状
バッグの体に当たる部分には、表面がメッシュのクッションになっている
底面はゴム素材を採用
ストラップのフックは、一般的なスナップ式
ふた部分には、反射材も装備
今回使ったメッセンジャーバッグは、従来のテンバのイメージとは異なるテイストのバッグだが、テンバの持つ作りの良さをしっかり引き継いでいる印象を受けた。多くのカメラ機材は持ち運ばないが、ノートPCは手放せないといった人は試してみてほしい。
【お詫びと訂正】
記事初出時、本体色で茶、紫、シルバーがあると記載いたしましたが、これらの発売は5月下旬~6月上旬です。お詫びして訂正いたします。
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URL
テンバ
http://www.tenba.jp/
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( 本誌:武石 修 )
2008/05/01 00:13
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