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ナショナルジオグラフィック「NG W8120」
~新シリーズ「ウォークアバウト」のトートバッグ
バックナンバー
ウォークアバウトシリーズ唯一のトートバッグ「NG W8120」。発売は2月27日。価格は1万4,700円
クラシカルな外観と、アースカラーの帆布素材が特徴のカメラバッグブランド「ナショナルジオグラフィック」。2006年の登場時、インディ・ジョーンズばりの冒険心をくすぐるデザインが支持され、カメラバッグ界に新風を巻き起こしたのは記憶に新しい。
その後も着々とラインナップを増やし、2月には都会での利用を想定したという「ウォークアバウト」(Walkabout)シリーズをリリースした。ショルダー、リュック、ホルスターの定番スタイルを擁する同シリーズのうち、今回はナショナルジオグラフィック初となるトートバッグの「NG W8120」を使ってみた。
トートタイプは容量の大きさと開口部の大きさから、普段使いのバッグとしても利用度が高い。カメラバッグブランドのトートバッグとしては、f.64のSCTやSLTなどが定番だろう。f.64のそれは横型だが、NG W8120は縦型。一見すると、カメラバッグに見えない点もトートタイプの特徴で、都市での利用を強く意識したウォークアバウトシリーズのうち、そのコンセプトを最も具体化できた製品といえるかもしれない。
一般的なトートバッグとの違いは、まず、取り外し可能なクッションボックスが付属していることだろう。カメラ機材を収納するためのもので、カメラを持っていかないときはクッションボックスなしで、カメラを持ち出すときはクッションボックスをセット、という使い方が考えられる。撮影以外の普段使いでも利用したい、トートタイプらしいギミックだ。
付属するクッションボックス。持ち手がついている
クッションボックスの内部
クッションボックスは、標準ズームレンズを装着した中小型のデジタル一眼レフカメラボディと、ダブルズームキットの望遠ズームレンズや、クリップオンストロボなどを収納できるサイズ(ただし組み合わせによる)。上部はジッパーで蓋をすることが可能。パッドは薄めだが、同じナショナルジオグラフィックの「NG2475」に付属するクッションボックスより内容積が大きく感じられ、使い勝手は良好だ。
ただし、バッグ内でクッションボックスを固定できないのは残念。NG2475ならベルクロテープで留めることができたのだが……。そのため、いつの間にかバック内で横倒しになっていることもあり、いざカメラを取り出す際に不満を感じることもあった。
クッションボックス以外に、ボディや交換レンズを収めるスペースは特にない。ただしトートバッグだけに、スペース的な自由度はすこぶる高い。単に突っ込むだけなら、70-200mm F2.8だろうが300mm F2.8だろうが、楽に入るのだ。とはいえ、一般的なカメラバッグを使っている多くの人は、むき出しで機材を入れることに躊躇するはず。別途クッションボックスを調達するか、保護ラップ系のアイテムを利用することになるだろう。
そのほかカメラバッグらしい装備といえば、パッド入りの前面のポケットが挙げられる。コンパクトデジタルカメラの収納を想定しており、蓋はベルクロで留めるタイプ。環状の取っ手が設けられているので、スピーディーな開け閉めが可能だ。サイズは大きく、PowerShot G10がすっぽり入った。
前面にはコンパクトデジカメ用のパッド入ポケットを装備
外に出せるイージーアクセスポケット。小物を入れるのに便利
携帯オーディオプレーヤーの収納部も。さすが都会用だ
金のバッジとDリングはシリーズ共通のデザイン
バッグ内部の裏地には、明るいグレー色の素材を採用。中身が見やすく、機材の取り出し時に好都合だった。また、内側に設けられた「イージーアクセスポケット」は、レンズキャップなどを一時的に放り込んでおくのに便利だ。縦型のトートバッグは下の荷物が比較的取り出しにくいので、こうしたアイデアは歓迎したい。
アースカラーのナショナルジオグラフィックと同じく、表面はざっくりというよりきめ細かな風合い。重量は0.63kg。ショルダーベルトの長さもちょうど良く、肩掛けと手持ちの両方に対応する。普段はPCと資料を持ち運び、休日はカメラ1台を詰め込んで散歩、という使い方がしっくり来そうなバッグだ。
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URL
ボーゲンイメージング
http://www.bogenimaging.jp/
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ナショナルジオグラフィック「NG2475 Medium Shoulder Bag」(2006/12/14)
( 本誌:折本幸治 )
2009/04/14 00:30
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