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デジカメドレスアップ主義:超広角ズームで完全武装

ソニーNEX-5 + キヤノンEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
Reported by 澤村徹

  • ボディ:ソニー NEX-5(ブラック)
  • レンズ:キヤノン EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM
  • マウントアダプター:muk select EOSマウントブリッジアダプター
  • ストラップ:レモン社 RileyG Rockets Rockets

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 かつてマウントアダプターといえば、オールドレンズを再利用するための手段だった。ところが最近は他社現行レンズを付けるマウントアダプターが増えている。NEXやマイクロフォーサーズは小型カメラなので、デジタル一眼レフのサブ機として使うカメラファンも少なくない。メイン機のレンズをサブ機と共有という発想は、ごく自然なものだ。今回はmuk selectのEOSマウントブリッジアダプターを使い、NEX-5でEOS用レンズを試してみよう。

 EOS用レンズは、フルサイズ向けのEFマウントとAPS-C向けのEF-Sマウントに大別できる。今回注目したのはEF-Sマウントだ。形状はEFマウントと互換性を保ち、レンズ構成はデジタル専用設計になっている。要はAPS-C機に最適化されたレンズだ。NEX-5もAPS-C機なので、画角的にも画質的にも期待が持てる。そこでEF-Sマウントのなかでも評判のよいEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMを選んでみた。EOSのAPS-C機に付けると35mm判換算で広角端16mmとなるレンズだが、NEX-5に装着した場合はさらに広い15mm相当となる。オリジナルボディよりもワイドに撮れるわけだ。実際にNEX-5で試写してみたところ、フィルターを装着した状態でもケラレなしで撮影できた。

 ただし、この組み合わせは弱点もある。EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMは絞りリングがなく、EOSマウントブリッジアダプターも絞り調整機能は搭載していない。つまり、常時開放での撮影となるわけだ。とはいえ、超広角レンズはパンフォーカス効果が高いため、中距離あたりにピントを合わせれば十分な被写界深度が得られる。NEXとEF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMの組み合わせは、それなりに実用性を備えたシステムだ。

NEXに付けるとレンズの大きさが目立つものの、重量はそれほどでもなくハンドリングしやすい 純正レンズフードを付けてみた。ここまですると、過剰装備という印象が拭いがたい
レンズ指標が真上を向いた状態で装着でき、使い勝手の面で大きな問題はない ズーム機能も支障なく利用できる。レンズ本来の画角で撮れる点がアドバンテージだ

 今回は大柄なレンズを装着しているので、見た目のバランスを考えてRileyGのワイドストラップを合わせてみた。RileyGはアメリカのストラップブランドで、日本国内ではレモン社で取り扱いがある。このシグネチャーシリーズは、50年代初期のアートワークをモチーフにしたイラストが描かれている。RileyGのオフィシャルサイトを見ると、この他にスポーティーなストライプ柄、タペストリー柄などをラインナップしている。一眼レフでの使用を念頭に置いているようで、しっかりした作りのストラップだ。

muk selectで取り扱うRJ Camera製のEOSマウントブリッジアダプター。価格は8,500円 三脚座が付いているが、やや華奢な印象は否めない。重量のあるレンズは厳しそうだ
レモン社で取り扱うRileyG製のレザーワイドストラップ。価格は6,800円 今回はオプションアクセサリーのスーパーループでNEX-5に取り付けている。価格は800円

 EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USMは現行レンズだけあって、発色とコントラストは申し分ない。常時開放での撮影となるが、シャープネスもまずまず良好といえるだろう。ただし、パンフォーカス的に撮りたいとき、やはりディテールの甘さを感じるのも事実だ。このレンズは最短24cmまで寄れるので、広角マクロ的な撮り方が持ち味を引き出せるだろう。作例はRAWで撮影し、Image Data Converter SRでストレート現像している。

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしのRAW現像画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
NEX-5 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 4,592×3,056 / 1/2,500秒 / F3.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 10mm NEX-5 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 4,592×3,056 / 1/1,000秒 / F3.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 10mm
NEX-5 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 4,592×3,056 / 1/320秒 / F4.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 22mm NEX-5 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 4,592×3,056 / 1/4,000秒 / F3.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 10mm
NEX-5 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 4,592×3,056 / 1/1,000秒 / F4.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 22mm NEX-5 / EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM / 4,592×3,056 / 1/1,250秒 / F3.5 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 10mm


(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。カメラならびにデジタル関係を得意するフリーライター。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「OLYMPUS PEN E-P2/E-P1カスタムブック」「GR DIGITALカスタムブック」(ともに翔泳社)他。http://metalmickey.jp

2010/8/12 00:00