写真展

ジョージ・スタインメッツ写真展「NEW YORK AIR」

(コニカミノルタプラザ)

©George Steinmetz / PPS

モーターパラグライダーを操縦しながら撮影された、大空を自由に舞う鳥の目線で眺めたような地球環境の神秘的な光景は、多くの方々を魅了しました。

これまで長きにわたり、人跡まれな、地図上でも空白になっているような世界各地の秘境をドキュメントしてきたジョージ・スタインメッツ氏は、2014年、世界一の大都市ニューヨークを空撮する約1年間のプロジェクトに取り組みました。2月2日から12月31日まで、小型ヘリコプターを自在に操る熟練操縦士とタッグを組み、大型新建築計画や再開発のただ中で刻々と変化するニューヨークの現在を撮影。その作品は、「ニューヨーカー」誌の特集記事として掲載され大きな反響を呼びました。

本年10月、このプロジェクトをまとめた“NEW YORK AIR”の出版が予定されており、本展はこの写真集刊行に合わせて開催される新作写真展です。

新たなランドマークを含めた現代建築や歴史的建造物ばかりでなく、公園、ストリート、ビルの屋上、巨大なインフラ施設まで、広範な都市のディテールの多様性が見事に視覚化されています。世界最高峰の空撮写真家による、世界で最もダイナミックな都市の比類なき「ポートレート」をご覧いただきます。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:コニカミノルタプラザ(ギャラリーBC)
  • ・住所:東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4階(フルーツの高野4階)
  • ・会期:2015年10月31日土曜日~2015年11月24日火曜日
  • ・時間:10時30分~19時(最終日15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1957年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。スタンフォード大学地球科学部卒業。
1986年以降、「ナショナル ジオグラフィック」誌で40本、「GEO」誌で25本以上の特集記事を手掛ける。
世界報道写真コンテストで<科学技術>部門1位を2回、「ライフ」誌のアルフレッド・アイゼンシュタット賞など受賞歴多数。
2006年には、南極のドライバレーや火山群で仕事をする科学者をドキュメントするため、アメリカ国立科学財団から助成金が授与されている。
2008年、ナショナル ジオグラフィックのアドベンチャー・オブ・ザ・イヤー受賞。
写真集“AFRICAN AIR”(2008年)、“EMPTY QUARTER”(2009年)、“DESERT AIR”(2012年)を刊行。
本年10月、最新写真集“NEW YORK AIR”刊行予定。
現在、ニュージャージー州を拠点に活動している。

(本誌:河野知佳)