イベントレポート
家族に写真を見てもらおう!「おもいでばこ」発表会&感謝祭が泣けた
スマホ連携でパパ・ママ層の需要にフィット Wi-Fi高速化でより便利に
2017年3月28日 16:05
バッファローのユニークなデジタルフォトアルバム製品といえば「おもいでばこ」。3月24日に新型「PD-1000S」「PD-1000S-L」を投入したことを記念し、このたび都内でイベントが開催された。その名も、「おもいでばこ発表会&感謝祭 at Photogenic Living」。
リビングに見立てた会場には、バッファローの関係者に加え、おもでばこのアンバサダーが結集。熱き「おもいでばこ愛」で満たされていた。
イベントのメインは、バッファローのおもいでばこ担当者2名によるプレゼンテーション。初代から新型まで続く想いや、今でこそ開かせる裏話が披露された。
プレゼンテーターは、製品企画担当・おもいでばこ係長の根本将幸さんと、プロモーション企画担当の竹内優さん。お二人は3年前に行われた「おもいでばこファン感謝祭」でもメインを務めている。
2011年11月に登場した初代おもいでばこは、「テレビでデジカメの写真を見る」ことに特化した製品。2012年の2代目はスマートフォンからの取り込みを実現したが、そのテーマは一貫しており「あらゆる機器の写真・動画を保存・整理・楽しめる」というもの。ただし、スマートフォンとの連携が進んだことで、想定ユーザーがシニアからパパ・ママ層にシフトした。
2013年の3代目はバッファローお得意のWi-Fiを内蔵することで、リビングにおける存在感がさらに増している。
おもいでばこの進化にうまくニーズがはまったのが、前述したパパ・ママ層だ。口コミを中心に広がったおもいでばこは、第8回ペアレンティングアワードを受賞するなど子育てトレンドの象徴に。手軽な写真保存の手立てとして、いまも多くの家庭で稼働している。
順風満帆に見えるおもいでばこだが、実のところ企画側としては焦りもあった。例えば2015年に登場したGoogle Photosなどのクラウドストレージ。利便性や料金の面で、バファローはおもでばこを使う意義を、改めて定義する必要がでてきた。
そうした中で生まれた施策のひとつが、おもいでばこアンバサダープログラム(仮)。おもいでばこを愛するブロガー同士を出会いやすくして、おもいでばこについての発信の活性化を試みた。
このイベントで強調されたのは、家族における写真の役割とその共有の大切さだ。おもいでばこはPCレスで誰にでも扱えることがウリ。撮る人・写る人が対等となる場がおもいでばこであり、撮った写真を見て欲しい家族がいるなら、それはおもいでばこの出番……といった盛り上げ方である。家族のいない筆者にも感動は届き、いろんな意味で泣ける話になった。
最新モデルでは、IEEE802.11acを装備したことで、Wi-Fiスピードが理論値で約3倍に。
障害時にデータ修復を試みるディスクリカバリーも搭載されたことで、思い出を失ないにくくなった。
クリップ機能も新機能。おもいでばこの中の写真を約10分の1に圧縮してスマートフォンに転送する機能で、アルバムを外に持ち出せるようになった。
ディスクリカバリー、ネットワーク初期設定、新画面デザインといった新機能は、従来のPD-1000シリーズにもソフトウェアアップデートで提供される。
新機種の特徴はこちらの記事でどうぞ。
イベントの後半は、認定アンバサダー7名によるマシンガントークが繰り広げられた。写真関連では、フォトブックアドバイザー徳本雅美さん、写真整理アドバイザー浅川純子さんらが登場。いずれも軽妙なトークで会場を沸かせた。