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「“PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展2014」が本日スタート

日本最大級の参加型写真展。ふなっしーが動画プリントARのCMに

日本最大級の参加型写真展「“PHOTO IS”想いをつなぐ。30,000人の写真展2014」が、7月18日にスタートする。

富士フイルムが毎年行なっている一般参加型の写真展で、今回で9回目を数える業界きっての大規模イベント。当初は「1万人の写真展」としてスタートしたが、回を追うごとに参加者が増え、前回から「3万人」へとタイトルが変わった。

今年は7月18日〜11月16日にかけ、全国29会場で開催。応募者全員の作品が、応募者が希望する会場で展示されるのがこのイベントの特徴だ。

展示の皮切りは、東京ミッドタウンおよび富士フイルム東京ミッドタウン本社「フジフイルム スクエア」。7月18日(金)から7月23日(水)にかけて開催される。

東京会場のひとつ、東京ミッドタウン内のフジフイルムスクエア
1階会場のレセプション
内覧会での会場の様子

応募数は過去最高の3万3,012点。年代は幅広く偏りも見られない。作品の傾向は、家族・ペットなどに加え、風景やネイチャーといった本格的なもの、さらには「ゆるふわ」系の作品などバラエティーに富んだ作品が寄せられた。

応募数の推移

また、今回の特徴としては、従来よりリピーターが多いことが挙げられる。2013年、リピーターは全体の35%にすぎなかったのに対し、2014年は63%をリピーターの応募が占めた。

富士フイルム株式会社宣伝部マネージャーの礒山起世親氏によると、これは会場に置かれた「絆ポスト」の力が大きいのでは、とのこと。「絆ポスト」とは、作品を見た来場者が作者にメッセージを投函するもので、「来場者からの反応が励みになったのでは」と分析している。今回も絆ポストは引き続き設置される予定。

東京会場に設置されている絆ポスト。作者へのメッセージを投函できる

メインの展示に加え、スマートフォンで撮影された作品をテーマにした「MY“スマフォト”写真展」と、チェキプリントを自由にレイアウトして展示する「MY“チェキライフ”写真展」も特別企画展として併催される。

MY“スマフォト”写真展
MY“チェキライフ”写真展

その他、応募作品から著名人やプロ写真家がお気に入りを選ぶ「スペシャルフォトコンテスト2014」も開催。東京会場と大阪会場では、「TOKYO Disney RESORT特別企画写真展」、「OVER 60 全国スマイル写真展」が企画されている。

東京会場では、スマホ de チェキ、Year Album、動画プリントAR、チェキ撮影コーナーなども設置されていた。このうち動画プリントARのアンバサダーとして、ふなっしーが就任する発表が7月17日にあった。

ふなっしーが登場する動画プリントARのCM
東京会場でも動画プリントARをアピールしていた

内覧会で挨拶を行なった富士フイルム株式会社イメージング事業部長の山元正人氏は、今回の写真展を含む各種の取り組みについてこう語った。

「創業以来80年、富士フイルムは写真文化の普及に取り組んできた。新しい写真の時代に対応するため、新サービスや新商品をどんどん提供する。これまで通り、写真文化を守り、サポートするのが使命だと思っている」

富士フイルム株式会社イメージング事業部長の山元正人氏
会場では新サービス「Decoプリント」などの紹介も行なわれている。詳しくはこの記事

目標来場者数は70万人。会場は、東京を含めたメイン7会場と、サテライト22会場が予定されている。会場および時間などについては、こちらのページで確認いただきたい。

(本誌:折本幸治)