新感覚のプリントサービスやフォトブックを発見!「PHOTONEXT 2014」レポート

6月17日、18日の2日間、東京ビッグサイトでPHOTONEXT 2014が開催されました。PHOTONEXTは、営業写真館やプロフォトグラファーなどを対象としたフォトビジネス向けのイベントです。

来場者の多くは業務として写真に携わる方たちだと思いますが、会場では女子カメ Watch読者の皆さんにも興味を持っていただけそうな展示も見受けられましたので、いくつかピックアップしてご紹介します。

思わず目移りしてしまう魅力的なフォトブックがずらり

手軽に本格的な製本のアルバムが作れるフォトブック。すっかりおなじみとなりましたが、写真スタジオに向けたものとなるとさすがにその種類も豊富です。ウェディングアルバム向けの豪華装幀本やカジュアルなマガジンタイプ、フォトフレームを兼ねたタイプなど、各社が個性豊かでおしゃれな商品を展示していました。

アスカネットから新たに登場した「えほんBOOK」は、厚手の台紙を用い小口側(ページをめくる方)の2カ所に角丸加工を施した製本で、幼年向け絵本を思わせる作りです。サイズも各種取り揃えています。

同じく、同社新商品の「プロモーションブックUSB」は現代的な発想によるフォトブック。ハードカバーの中に厚手のブックレットとUSBトレーを装備しています。今や欧米では、画像データや動画データをUSBに入れてお渡しするのが主流となっているのだそう。デジタルデータは色褪せの心配がない上にパソコンで閲覧ができるなど、幅広い楽しみ方が可能です。

「えほんBOOK」のやさしい雰囲気は、子どもの写真をかわいらしく保存するのに最適です。
大切な想い出を色褪せないデジタルメディアの中に入れてお届けする「プロモーションブックUSB」(USBメモリーは付属しません)

素材にこだわったフォトブックも目に留まりました。

ACフォトグラフの「NATERIA」シリーズは、表紙に木や布などを用いた存在感のある作りとなっています。新商品の2点を紹介しましょう。

一つは、竹の集成材を使用したフォトアルバムです。山口県萩市の良質な竹を使用した厚みのある表紙は、なめらかな手触りと自然な風合いが和やかな気持ちにさせてくれます。

もう一つは、カシュー漆塗りのフォトアルバムです。職人が一品一品塗料を手塗りしたもので、赤と黒の2種類があります。

竹の直線的な美しさと自然な風合いが調和するフォトアルバム。硬く厚みのある表紙は「表紙」というより「表板」です。
品のある艶から漂う高級感は、とくに和装ウェディングの写真にピッタリ。しっとりとした感触も心地いいです。

ほかにも多数の企業が魅力的なフォトブックを展示していましたが、基本的にはどの商品も事業者向けに販売しているものです。

「私もこんなフォトブックが欲しい〜」という人は、取り扱いのあるスタジオにお客様として足を運んでみてくださいね。

富士フイルムの新サービスをいち早く紹介

富士フイルムのブースでは、PHOTONEXT開催に合わせて発表された同社の新サービスを紹介していました。

一つは、今年9月以降に順次スタートするプリントサービス「Decoプリントシリーズ」。好きな写真をパネル加工したり、フォトスタンドやiPhoneケースに加工したりしてくれるサービスです。

パネル加工は、材質ごとに発泡パネル、木製パネル、アルポリックパネル(アルミ樹脂複合板)、クリスタルマウントパネルの4種類を展開。カフェやギャラリーの壁面を飾るようなスタイリッシュな写真パネルが、写真店で注文できるようになります。

フォトスタンド加工も材質ごとに複数のタイプを取り揃え、インテリアに合わせて選ぶことができます。

iPhoneケースの加工サービスは、自分で撮った写真だけでなく、富士フイルムが準備した写真からお気に入りの一枚を選んで注文することもできます。

材質、サイズを各種取り揃えたパネル加工。部屋の一角をカフェのような空間に演出してくれます。小さなサイズのパネルを並べて貼るのも素敵ですね。
フォトスタンドも材質やサイズを選べます。手前にあるのは、プリントを特殊な樹脂でコーティングしたプレミアムタイプ。クリスタルのような透明な輝きが上質感を醸し出しています。
好きな写真を使ってオリジナルのiPhoneケースを作成できます。対応機種は、iPhone5s/5です。

もう一つの注目すべき新サービスは、富士フイルムのカメラ「FinePix F1000EXR」「FUJIFILM XQ1」「FUJIFILM X-M1」「FUJIFILM X-A1」の4機種が、スマートフォン用プリンター「スマホ de チェキ」に対応するようになることです。カメラのWi-Fi経由で撮影画像を直接プリンターに出力できるようになります。そのためのファームウェアは6月下旬より公開です。

デジタルカメラならではの高機能を活かして撮影した写真も、簡単・スピーディにチェキフィルムに出力できるようになります。

そのほか富士フイルムブースでは、今年2月に原宿にオープンした直営写真店「WONDER PHOTO SHOP」のサービスを紹介するコーナーが設置されていました。

昇華プリントで手づくりを楽しもう

参考出展の中にも素敵なものがありました。

DNPフォトルシオのブースでは、昇華型プリンターや店頭受付端末などの参考出展として、プリントを使ったレジンアクセサリーやシールプリントを活用したフレークシールを展示していました。

好みのモチーフにUVレジン液をのせて硬化させるだけでおしゃれな小物が作れるレジンクラフトは、ここ近年女性たちの間で人気です。そのモチーフとして写真を使う方法がありますが、このときインクジェットプリントだとインクが滲むことがあるため昇華プリントの使用がおすすめだそうです。

ほかにも、シールプリントを1枚1枚バラバラにカットして小袋にパックしたフレークシールなど、「お店プリント」を活用した手づくりの楽しみを提案をしていました。

プリントの活用も写真の楽しみの一つ。こうして活用法を提案してもらえると試してみたくなりますね。
写真を使ったレジンクラフト。小さく切り抜かれた花や動物のプリントが透明樹脂でぷっくりとコーティングされて、可愛らしく仕上がっています。
シールプリントをカットして袋に詰めたフレークシール(右側)。スクラップブッキングなどに活用できます。
(2014/6/21)

1976年生まれ。カメラ誌出版社を経てフリー。カメラ雑誌や書籍での撮影・執筆を中心に、保育雑誌での撮影、その他依頼撮影などに従事。カメラはデジタル一眼レフと各種フィルムカメラを愛用し、フィルムカメラでは特にパノラマカメラHORIZONや中判カメラHASSELBLADがお気に入り。撮影テーマは、郊外、自然・アウトドア、子どもなど。ブログ:http://bashinote.blog.fc2.com