ロモグラフィー、110フィルム使用の魚眼カメラ「Fisheye Baby 110」
ロモグラフィーは、110フィルムを使用する銀塩カメラ「Fisheye Baby 110 Basic」と「Fisheye Baby 110 Metal」を14日に発売した。価格はFisheye Baby 110 Basicが3,980円、Fisheye Baby 110 Metalが5,980円。
Fisheye Baby 110 Basic | Fisheye Baby 110 Metal |
ロモグラフィーで初めてとなる110フィルムを使用するカメラ。110フィルムは生産が終了していたが、ロモグラフィーが5月に生産を始めた「Lomography Orca 110 B&W Film」(780円)を使用して撮影できる。現像とプリントもロモグラフィーが運営する「LomoLab」で行なえる。現像料はプリントとデータCD付で1,470円~。
Lomography Orca 110 B&W Film |
Lomography Orca 110 B&W Filmのパッケージ |
Fisheye Baby 110は、同社が発売している35mmフィルムを使用するフィッシュアイカメラ「Fisheye NO.2」をミニチュア化したようなモデル。110フィルムを使用することで、手のひらに載る小型のサイズを実現した。
110フィルムを使用したことで小型になっている | Fisheye Baby 110(左)とFisheye NO.2(右)の比較。下はFisheye NO.2のキーチェーンで、735円で販売している |
BasicとMetalの違いは外装で、Basicが樹脂製なのに対してMetalは一部に金属を使用している。また、Metalのみシンクロソケットを備えている。
いずれも、レンズは170度を写せる魚眼プラスチックレンズを搭載。光学ファインダー(取り外し不可)も備える。シャッター速度は1/100秒とバルブ。巻き上げずにシャッターを切ると多重露光ができる。絞りはF8固定。2点吊り用のストラップ穴も備える。
フィルムをセットする際には、付属の背面カバーを外して装着する。背面カバーにはスクリーンが付いておりシャッターをバルブモードで開けることで写りを確認できる。ただし、フィルムを装着しているときにはこのプレビューは利用できない。
カバーのスクリーンでプレビューを見ることができる。 | 110フィルムをセットしたところ |
Fisheye Baby 110 Metalのみシンクロソケットを備えており、別売のコードを利用してストロボ撮影もできる(ストロボは付属しない) |
Fisheye NO.2もFisheye Baby 110も、円周魚眼レンズのように画面に対して円形のイメージが写る。ただ、Fisheye NO.2は円形イメージの上下が大きく切れてしまうのに対して、Fisheye Baby 110dでは比較的切れてしまう範囲が少ないのも特徴となっている。
上はFisheye Baby 110で撮影したもの。下はFisheye NO.2の写真。Fisheye Baby 110のほうが写る範囲が広い |
なおLomography Orca 110 B&W Filmは、発売直後には何度か品切れになるほどだったというが、現在はまとまった数が入荷しておりすぐに購入できるとのこと。
同日東京・渋谷のLomography Gallery Store Tokyoで行なわれたイベントではFisheye Baby 110やLomography Orca 110 B&W Filmのディスプレイがあった |
2012/6/15 01:12