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タムロン、22.2倍ズームの高倍率レンズ「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」

望遠端620mm相当 同社初の3段繰り出し鏡筒に

株式会社タムロンは、交換レンズ「18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD」(Model B028)を7月20日に発売する。キヤノン用、ニコン用を用意。希望小売価格は税別9万円。

APS-Cデジタル一眼レフカメラに対応する高倍率ズームレンズ。デジタル一眼レフカメラ用の交換レンズとして世界初という、18-400mmの焦点距離をカバーするズーム比22.2倍を誇る。望遠端では35mm判換算620mm相当の画角が得られるとしている。

同社初となる3段繰り出し式の鏡筒を実現したことで、既存モデルの「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO」と比べても全長が約2cm長くなるにとどめた。手ブレ補正機構の補正効果はCIPA基準で2.5段分。

フィルター径は72mm。最短撮影距離はズーム全域で0.45m(ファインダー撮影時)。最大撮影倍率は1:2.9。

全長と重量はキヤノン用が123.9mm・710g、ニコン用が121.4mm・705g。最大径は79mm。

ニコン用も電磁絞り方式を採用しているため、事前に対応機種を確認されたい。

同社では、広角側を拡大した「16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO」(Model B016)の発売以降にユーザーから寄せられた、望遠側をさらに拡大してほしいとの要望に応えたという。

別売アクセサリー「TAP-in Console」の使用で、レンズのファームウェア更新、AF合焦位置、手ブレ補正機構の動作モードが行える。

本誌:鈴木誠