愛猫を室内でかわいく撮ってみよう!

そろそろ肌寒くなってきて秋らしさが深まってきましたね。まだネコがこたつで丸くなる季節には早いですが、今回はご自宅でネコをかわいく撮る方法についてお教えしたいと思います。

ピントは目に合わせましょう

ピントは黒目の中央を狙いますが、わかりにくいときは黒目と白目の境い目がシャープになるように合わせてみましょう

人間のポートレートと同じで、ネコを撮るときもピントはカメラに近いほうの目に合わせましょう。作例のように左右の目とカメラまでの距離がほぼ同じときは、光がより多く当たって光っているほうの目に合わせると合わせやすいです。

カメラのAFエリアモード設定は、「オートエリアAFモード」ではカメラに近くて作りのしっかりしたものにピントを合わせようとするため鼻などに合いがちなので、「シングルポイントAFモード」に設定して、一点のフォーカスポイントを使用して確実に目にピントを合わせましょう。

カメラを構える位置は、ネコの胸元位の低さまで下がると余計なパースが付かず自然な全体の姿を写すことができます。

自然光の入る窓辺で撮影しましょう

室内で撮る場合はなるべく室内灯よりも窓から入る自然光を使って撮るようにしましょう

室内で撮影する場合、ベストの撮影ポジションは自然光の入る窓辺です。厚みのあるガラスでしたらそのままでもいいのですが、光が強く差し込むような天気のいい日はレースのカーテンを閉めると光が柔らかくなって広い範囲に周ります。

被写体であるネコが窓を背にしたり、斜め前に位置取れるとちょうどいいでしょう。顔が暗くならないようにレフ板や白い画用紙などを使って顔に光を反射させてあげられればパーフェクトですが、動き回る元気なネコの場合は撮影する自分が白い服を着てネコの前に立つだけでも効果がありますよ。

露出補正をプラスにして爽やかなイメージにしましょう

露出をプラスにすると白い床と白い壁が更に白く写るので全体が明るいイメージになります

露出補正を少しプラスにすると爽やかなイメージの写真にすることができます。室内の明るさにもよりますが、おススメは+0.3〜1EV程度です。上げ過ぎるとネコの輪郭があいまいな写真になってしまうので気を付けましょう。

また、露出をプラスに補正するとシャッター速度は遅くなります。手ブレ写真を量産してしまわないように、少し下げるかISO感度を上げて撮影しましょう。特に+0.7EV以上に上げたときは、再生画面でピントを合わせた目の部分を拡大してブレていないか確認してみましょう。

真っ黒なネコはマイナス補正にしてみましょう

黒猫は逆にマイナス露出補正で格好良く撮りましょう!

全身が真っ黒なネコを画面いっぱいに撮ると、カメラが暗い所を写していると思って自動的に明るく補正してしまい、実際の色よりも白々しい浮いたような浅い黒色に写ってしまうことがあります。そんなときは、露出補正を少しマイナスにして撮ってみましょう。黒色が引き締まって、格好のいい毛色に写すことができます。

生活感は構図から排除しましょう

その場から動かせない生活感のある物は構図の外に追いやってしまいましょう

水場が好きでうっとりしてるネコを撮りたくてパチリ……確かに水場なんだという状況はわかりますが、蛇口などが写り込んでいるとムードは壊れてしまいますよね。そんなときは、生活感を感じさせる物は構図の外に出してしまいましょう。カメラが近付くことで警戒心を持つネコの場合は望遠レンズを使うといいでしょう。金色に光る物体が見えないだけで写真の雰囲気はかなり変わります。

いろんな表情を撮ってみましょう

あくびをしそうだと思ったら一番大きく口が開いた瞬間を切り取れるように狙って撮ってみましょう

遊んでいるとき、食べているとき、獲物を狙っているとき、眠いとき……ネコも人間と同じで色々な表情やしぐさをしますよね。ぜひ、いつも畏まった写真ばかりではなくいろんな表情を撮ってあげてください。飼い主だったら眠くなる時間帯や条件などを一番知っているでしょうから、こんなあくびの写真もカメラの設定さえ間違えなければ簡単に撮ることができます。

「ネコが動き回っているときはブレないようにシャッター速度を速くする」、「背景をボカしたポートレートっぽい写真にしたいときは絞りを開けてピントを合わせた目以外をふんわりとボカす」の2点と、上記で紹介した5つのポイントを押さえておけば、カメラの設定はOKです。これから年賀状用に写真を撮られる方も多いと思いますので、ぜひ素敵な写真を撮ってくださいね!

撮影機材:ニコンD5500

(2015/11/4)

(みさき なな)東京都出身。モデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味がわき写真を学ぶ。作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し、様々なジャンルの写真家の作品と撮影現場に触れる機会を得る。2010年に独立し、現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、イベントや写真教室など多方面で活躍中。撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。http://misakinana.com