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日本国内での普及は? 360°カメラ搭載ドローン「Antigravity A1」のコンセプトは“没入感”
2025年12月22日 10:38
Insta360が複数のパートナー企業と共同で開発したドローン「Antigravity A1」。かねてより新ブランド発足の報が届いていたが、このほど日本国内で12月18日(金)より販売が開始された。それにあわせて都内で発表会が開催され、今後の展開などが語られた。
製品コンセプトは“没入感”
いわゆる“360°カメラ”で日本国内でもお馴染みとなったInsta360だが、その360°カメラを空に飛ばしてしまおうという斬新なアイデアで誕生したのが今回の「Antigravity A1」。8K撮影に対応する360°カメラを搭載し、「まず飛ばして、あとで構図を決める」というスタイルを提案する。
単なる空撮機材ではなく、「飛ぶこと自体を楽しめるプロダクト」とした点がこの製品のコンセプト。既存のドローンとは全く異なるアプローチで、製品のスペックにとどまらない「飛行体験そのもの」をゼロから考え直したという。Antigravity(反重力)という名前には、これまでの常識や枠にとらわれず、新しい体験を生み出したいという思いを込めた。
そのなかでも重要なキーワードが“没入感”で、それを実現するのが製品に付属するVisionゴーグルだ。画面に入るのではなく、その空間に入る、という感覚にこだわった。
カメラが捉えた視野のみを確認できるFPV(一人称視点)ドローンとは異なり、ゴーグルを付けた状態で首を振れば360°カメラがとらえた周囲の映像までも見ることができる。その映像からはドローン本体も消えているため、まさに自身が浮遊している感覚を楽しめるとしている。
こうした体験を可能とする点がこの製品の最も重視するポイントであり、その意味でこのVisionゴーグルは欠かせない存在だとのこと。しかし飛行自体には必ずしもゴーグルを必要としないため、そこはユーザーの好みで選択ができる。
日本国内での展開は?
「Antigravity A1」について、日本市場を「すぐに結果を求める市場」とは捉えていないという。現時点では、まずは日本のユーザーの理解を深めていく段階だと位置づけている。
ドローンを飛ばすことに対して規制が多く感じられる日本において、ユーザーの意識も操縦や安全面に不安があると同社は分析。しかしその一方で、ユーザーのドローンへの関心は高いと感じており、規制の壁を感じさせないほど「誰でも簡単に撮影・記録でき、空間を楽しめる」体験を提供し、普及させることを目指していくという。
製品コンセプトとする“没入感”を重視するセットとして、製品には前出のVisionゴーグルとグリップモーションコントローラーが付属しているが、すでに従来の“リモコン形式”を要望する声もあるとのことで、現在、準備を進めているという。
またユーザーからのフィードバックを得るアクションとして、日本各地でワークショップなどのイベントも開催していくという。これらはクリエイターのみでなく一般ユーザーへもオープンにしていくとのこと。良い意見だけでなく、足りない点も含めてユーザーのリアルな声を聞き、それを今後の製品企画に展開していく考えだ。













