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剛性が高く赤道儀を使った天の川の撮影にも対応できるスリック「プロ 700 DX-IV」
- 提供:
- 株式会社ケンコー・トキナー
2025年7月18日 07:00
私は、日本各地を訪れながら、星空と風景を組み合わせた星空風景写真の撮影を行っている。星の位置自体は、日本国内では緯度による違いこそあれ、大きく変わることはない。しかし、前景として写す風景が変われば、星空が描く物語はまったく異なるものになる。そのため、「どこで撮るか」が星空風景写真において極めて重要であり、全国を旅する動機にもなっている。
1981年福岡県生まれ。空間デザイナーとして働く傍ら、「物語の一ページのような星空」をテーマに日本各地を巡り星空を撮影している。ミウラ×東京カメラ部「未来に残したい星空フォトコンテスト」最優秀賞。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2025年8月号』より転載・加筆したものです。
暗闇でも直感的に操作できる信頼性の高さが魅力
星が見える場所は当然ながら周囲が暗く、長時間露光による撮影が求められる。さらに星の動きを補正するため、赤道儀を用いた追尾撮影の機会も多い。こうした撮影環境ではわずかなブレも作品のクオリティーに影響するため、機材をしっかりと支える安定した三脚の存在が不可欠だ。
私が使用しているのは、スリックの「プロ 700 DX-IV」。このモデルは、スリック伝統の25°の開脚設計により優れた安定性を誇り、海辺や山岳地など足場の悪い場所でも安心して設置できる。また、撮影地が全国に広がるため携帯性も重要だが、高い剛性と持ち運びやすさを両立しており、旅先での使用にも適している。
さらに特筆すべきは操作性だ。暗闇での撮影ではライトをつけずに機材を扱うことも多いが、700 DX-IVのレバーロック式の脚固定機構は直感的かつ確実に操作でき、撮影リズムを損なわない。現場での操作性の高さこそが、信頼できる道具の証しと言える。
星空を、風景とともに作品として残す。そのために必要な安定感、携帯性、操作性のバランスを高次元に兼ね備えたプロ 700 DX-IVは、星空風景写真に理想的な1本として、自信を持って推奨できるモデルだ。