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近接撮影・天体撮影に便利な2軸微動雲台

ノブ1回転で1.7度 ポータブル赤道儀との組み合わせも

スリック株式会社は、天体撮影や近接撮影向けの2軸微動雲台「SMH-250」を5月19日より販売した。希望小売価格は、税別1万2,800円。実勢価格は、税込9,460円。

方位調整ノブと高度調整ノブを備えた2軸微動雲台。一般的な雲台より微調整が効くことで、近接撮影や天体撮影などに向いているという。

方位調整ノブによる方位調整は、±8度(合計16度)の範囲で調整可能。ノブ1回転で約1.7度微動(微動方式押しねじ式)する。また、高度調整ノブによる高度調整は±10度(合計20度)の範囲で調整でき、こちらもノブの一回転で約1.7度微動する。

なお、付属の高度調整ウェッジと組み合わせることで、ポータブル赤道儀を搭載した際、予め大まかな角度あわせが可能となる。

マクロ撮影などを行う際は、高度調整ウェッジを使用せず、そのまま雲台や三脚などに固定して利用する。これにより、微調整をSMH-250で行えるようになり、マクロ撮影時における構図の微調整に役立てられるという。

三脚・雲台への取り付けには、1/4-20UNCカメラネジが利用できるほか、底部にアルカスイス互換のレールがあり、シューベースに直接固定することもできる。

外形寸法は37×88×46mm。重量は250g。最大積載荷重は6kg。

底部には1/4-20UNCカメラネジ穴があるほか、アルカスイス互換のレールが用意されている
方位調整ノブ
高度調整ノブ
高度調整ウェッジが付属する
高度調整ウェッジへの取り付けには蝶ネジを採用
ポータブル赤道儀(ケンコースカイメモS)搭載例
アルカスイス互換のシューベースに直接固定可能

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。