トピック
桜を絶景に仕上げるためのマストアイテム「K-Series 100mmフィルターホルダー Mark III」
- 提供:
- H&Y Filters Japan
2025年2月21日 07:00
角型フィルターのホルダーはH&YのK-Seriesを初期型からずっと愛用している。ユーザーの要望に応えてアップデートされてきているが、Mark IIIはこれまでの中で最も大きな進化を遂げたと言える。
Mark IIはホルダーをレンズに付ける際にアダプターリングを使用し、ホルダーとネジで固定していた。この作業はかなり手間がかかり、ホルダーを取り付ける時間がなく、手持ちで角型フィルターを使うときもあった。
しかし新型のMark IIIは、アダプターとホルダーがマグネットで簡単に取り付けられるため、装着にかかる時間が大幅に減った。ホルダーがしっかりと取り付けられれば、角型フィルターもマグネットでホルダーにピタッとくっつくため、あとはじっくりと構図を決めて被写体を追い込める。Mark IIIは撮影に集中させてくれるため、今後の桜撮影ではマストアイテムだ。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2025年3月号』より転載・加筆したものです。
角型フィルターホルダーの操作性が向上
マグネットで瞬時に装着
スライド式ロックでスムーズに固定
風景をドラマチックにするH&YのGNDフィルター
風景では一見明暗差がないように見える場所でも、実際は微妙な明暗差があったりする。GND(ハーフND)は、その明暗差を調整し、見た目の状態に近づけるためのフィルターだ。明暗差がそれほど顕著でないシーンはレタッチで調整もできるが、朝日や夕日など光が強いときの逆光シーンではGNDを使用しないと白飛びが発生してしまう。
この場合、レタッチでは対処が難しい。データが飛ばないためには撮影時に適切なGNDを使うことが重要だ。GNDには境目の違いでいくつかの種類が存在するので、その違いを紹介しよう。
画面全体の階調を均一に整えられる「バランサー」
オールマイティーに使えるフィルター。私はまずはバランサーを装着して状況を確認し、必要に応じてGNDを追加する方法をとっている。一見明暗差がないように見える場所でも、バランサーを使用して明るさを整えると、まとまりのある写真になる。
緩やかなグラデーションで使用範囲の幅が広い「ソフト」
ソフトは明暗差がありながらも境目がそれほど明確でないシーンに適している。例えば、朝日が昇る前の状況では、明暗差があるものの太陽の光はまだ見えていない。このような穏やかに空が明るい状況に向いている。
水平線などはっきりした境目に向く「ハード」
海のシーンなど、被写体の明暗差が明確な場合に効果的なフィルター。特に夕日や朝日など太陽の光が強く、空の露光を大胆に減らしたいときに有効だ。上の写真は、ハードを使用し、空のメリハリを与えている。