トピック
High-FIVE「EOS R5 Mark II」で挑む感動の撮影体験
湘南乃風 SHOCK EYEさんがロングランレポートで感じたEOS R5 Mark IIの進化点
- 提供:
- キヤノンマーケティングジャパン株式会社
2025年1月27日 07:00
5本の指を高く掲げて手を合わせる。キヤノンの「EOS R5 Mark II」は、結果を見て思わずハイタッチをしたくなるような、感動的な撮影体験ができるカメラに仕上がっている。EOS R5を超える存在として進化を遂げた次世代機の魅力と愛用するRFレンズを、写真家としても精力的に活動する湘南乃風 SHOCK EYEさんにインタビューで語ってもらった。(聞き手:福島晃/デジタルカメラマガジン編集長)
神奈川県生まれ。RED RICE、若旦那、HAN-KUNと共に「湘南乃風」を結成。ヒット曲「純恋歌」「睡蓮花」は幅広い世代で歌い継がれている。プロデューサーとしても、ハロー!プロジェクト、WEST.、YouTuberのフィッシャーズなどへの楽曲提供を行う。近年では、インスタグラム上で会員限定のコンテンツ「Shrinegram」を運営するなど、音楽以外でも幅広い活動を行っている。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(共に講談社)『SHOCK EYEの強運思考』(ダイヤモンド社)『待ち受けにしたくなる』(講談社)がある。2025年1月に写真展「写力-シャリキ-」を博多阪急にて開催した。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2025年2月号』より転載・加筆したものです。
キヤノンオンラインショップ参考価格(税込):65万4,500円(ボディ)、80万8,500円(RF24-105L IS USM レンズキット)
●SPECIFICATION
イメージセンサー:約4,500万画素(裏面照射積層型)
画像処理エンジン:DIGIC X & DIGIC Accelerator
常用感度:ISO 100~51200
最高シャッター速度:1/32,000秒(電子)、1/8,000秒(メカ)
最高連写速度:約30コマ/秒(電子)、約12コマ/秒(メカ)
手ブレ補正:周辺協調制御&5軸対応、中央8.5段、周辺7.5段
動画記録:8K/60p 他
ファインダー(倍率):0.5型・約576万ドット(約0.76倍)
外形寸法(W×H×D):約138.5×101.2×93.5mm
質量(バッテリー・カード含む):約746g
最新のテクノロジーによる緻密な描写で日本の伝統と風景の美意識を伝えたい
——もともとEOS R5を導入されたきっかけはどこにあったのでしょうか?
最近は風景写真を撮っていますが、カメラを購入したきっかけは長男が生まれたタイミングで、子どもや日常を撮るためでした。当時はEOS 5D Mark IIを使っていたのですが、その頃からEOSの色みや画作りが好きだったので、風景を撮るにあたり高画素のEOS R5を導入しました。持ち出しやすいサイズなのに約4,500万画素というのが気に入っています。
——その次世代版であるEOS R5 Mark IIを使って、どう進化を感じましたか?
まず、操作系では電源スイッチが右側に移動したことですね。チャンスがあったらすぐに電源をオンにして撮影体勢に入れるのが便利です。同じR5シリーズなので、操作感は良い意味で大きく変わらないのですが、久しぶりにEOS R5を触り直すと、メニュー周りを含め細かくブラッシュアップされていることに気付きます。
——風景写真では新しいノイズ低減機能も役に立ったのではないでしょうか?
ニューラルネットワークノイズ低減ですね。最近は寺社のライトアップイベントに行くことが多いのですが、光量が少ないシチュエーションで撮ることになります。三脚が使えない場所も多く、ISO感度を上げざるを得ないこともありますが、EOS R5 Mark IIはもともとの高感度耐性が高い上に、ニューラルネットワークノイズ低減もかけられるので、ディテールをしっかりと残せるのがうれしいです。
ディープラーニング技術に基づくノイズ除去が可能で、通常の高感度撮影時のノイズ低減機能に比べてディテールを維持しながらノイズが除去される。下の写真は岐阜県の東光寺で許可を得て撮影したセルフショットだが、傘の質感を維持しながらノイズが消えている。
——SHOCK EYEさんはレンズ選びも含めて画質へのこだわりを感じます。
ありがたいことに展示で大きくプリントさせていただく機会が多いので、どうしても画素数や画作りに納得がいくものを使いたいんです。RFレンズもいろいろ試して大三元ズームに落ち着きました。
——画素という点では新機能のカメラ内アップスケーリングは試されましたか?
本当はもっと寄りで撮りたいけれど、超望遠レンズを持っていないときに、クロップしても十分な画素数を維持できるのが良いですね。一般的なソフトを使うより自然な感じで画像が生成されるので、積極的に使えそうです。SNSに投稿するには縦位置が良いけれど、後々写真展で展示したいから横位置も押さえたいといった状況でも、この機能で画素数を稼げば、横位置で撮った後で縦位置に切り出せるでしょうし、使い手のアイデア1つで表現の幅が広がるなと感じています。
画素数を元の4倍となる約1億7,900万画素へとアップスケーリングする機能。1枚の写真から撮影後に処理できるのでさまざまなシーンで使える。上の東京タワーの写真に適用すると、鉄骨が精細に描写された。
——野鳥など動体撮影のクロップに重宝している人も多いみたいです。
動体といえば、僕も今回、ハグロトンボという体長5~6cmしかない小さなトンボを撮ったんです。動体撮影の技術が僕にはないのですが、EOS R5 Mark IIは素早く動く小さな被写体にAFが追従してくれて驚きました。
——200mmのF2.8で被写界深度も浅いし、カメラにとっても、かなり難しい状況だと思います。
本当に撮れて良かったです。EOS R5 Mark IIはAFや連写面での進化も多く、風景撮影がメインの僕では能力を持て余すのではと心配な部分もありました。でも、実際には写真でも音楽でも、持て余すかもというレベルの道具を使うことで、それに見合う技術を身に付けようという意欲が湧いてくるものです。自身を高めるために、道具が教えてくれることもある。EOS R5 Mark IIもそんな道具だと思います。