キヤノン、手ブレ補正を搭載した大口径中望遠レンズ「RF135mm F1.8 L IS USM」。ポートレート撮影に

キヤノンは、RFマウントレンズ「RF135mm F1.8 L IS USM」を2023年1月下旬に発売する。価格はオープン。キヤノンオンラインショップでの販売価格は税込33万8,800円。

35mmフルサイズに対応する中望遠画角の単焦点レンズ。ポートレート撮影をするプロ・ハイアマチュアをメインターゲットとして訴求する。レンズ内手ブレ補正機構を搭載し、レンズ単体でシャッタースピード5.5段分、EOS R3との組み合わせ時には協調制御で8.0段分の補正効果を得られるという。

レンズ構成は12群17枚。低屈折・低分散特性をもつUDレンズ3枚を採用し、軸上色収差、倍率色収差を低減。レンズ表面には、二酸化ケイ素と空気を含んだ膜で構成するASC（Air Sphere Coating）を施し、フレアやゴーストの発生を抑制した。

最大撮影倍率は0.26倍。最短撮影距離は0.7m。絞り羽根は9枚（円形絞り）。フィルター径は82mm。

AF駆動はナノUSM。動画撮影においても“なめらかに追従するAF”が可能としている。EOS R6 Mark IIが搭載する「フォーカスブリージング補正機能」にも対応する。

鏡筒には、同社では超望遠レンズ以外で初というレンズファンクションボタンを搭載（上面と側面の2箇所）。ボタンカスタマイズで、AFや露出補正、各種切り替えなど様々な機能を割り当て可能。

鏡筒はマウント部やスイッチ部、フォーカスリングなどに防塵・防滴構造を採用。レンズ最前面にはフッ素コーティングを施し、油や水滴が付着した際にも簡単に拭き取れるよう配慮した。

最大径×全長は約89.2×130.3mm。重量は935g。レンズフードが付属する。有償でコントロールリングのクリック感を無くすサービスも用意している。