銘匠光学 TTArtisan 50mm f/2

TTArtisan 50mm f/2をα7 IIIに装着したところ

35mmフルサイズに対応した50mmのMFレンズ。1万円台と安価なのも特徴だ。今回試用したのはソニーEマウント用（7月28日発売）。本稿執筆時点の実勢価格は税込1万2,800円前後となっている。

外観

側面

前面

絞りリングとフォーカスリング

装着イメージ

同梱のキャップ

キャップ装着時

主な仕様

名称：TTArtisan 50mm f/2
マウント：キヤノンEF-M、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ（7月28日発売）。キヤノンRF、ライカL（8月19日追加発売）
発売日：7月28日、8月19日
実勢価格：税込1万2,800円前後
レンズ構成：5群6枚
最短撮影距離：0.5m
フィルター径：43mm
最大径×長さ：60×35mm
重量：約190～212g

作例

掲載写真はカメラで記録したJPEG画像。

α7 III / マニュアル（F2.8・1/3,200秒）/ ISO 100

50mmは標準レンズと言われるだけあって、目に付いた被写体を切り取りやすい。本レンズはスナップ撮影で機動性に優れるのもポイント。

α7 III / マニュアル（F2・1/1,600秒）/ ISO 100

絞り開放付近では周辺減光が大きめだった。そのせいもあってノスタルジックな写りが楽しめる。

α7 III / マニュアル（F2・1/1,600秒）/ ISO 100

ほぼ最短撮影距離付近で撮影。絞り開放では、やや柔らかめの描写となり、それがこのレンズの味の部分だろう。

α7 III / マニュアル（F2・1/6,400秒）/ ISO 100

50mmレンズとしては暗めのF値だが、撮り方によってはかなり背景をボカせる。やや滲みを伴ったようなボケになるが、うるさい感じではない。

α7 III / マニュアル（F5.6・1/100秒）/ ISO 100

F5.6まで絞ると周辺部まで写りが鮮明になってくる。前ボケも自然で好ましい。このように逆光でフレアが出やすいようだが、上手く作画に生かしたいところだ。