交換レンズSHOW CASE

LAOWA Mini 85mm F5.6 2X Ultra Macro APO

(キヤノンRF/ニコンZ/ソニーE/ライカL/ライカM)

LAOWA Mini 85mm F5.6 2X Ultra Macro APOをα7 IIIに装着したところ

小形軽量ながら最大撮影倍率2倍のMFマクロレンズ。35mmフルサイズに対応している。発売は3月11日。本稿執筆時点の実勢価格は税込8万2,500円前後(ライカM用は同9万1,300円前後)となっている。

外観

側面
前面
撮影倍率2:1の記載がある
絞りリング
同梱のフード
フード装着時

主な仕様

名称:LAOWA Mini 85mm F5.6 2X Ultra Macro APO
発売日:2022年3月11日
実勢価格(税込):8万2,500円前後(ライカM用は9万1,300円前後)
マウント:キヤノンRF/ニコンZ/ソニーE/ライカL/ライカM
レンズ構成:9群13枚
最短撮影距離:16.3cm
最大撮影倍率:2倍
フィルター径:46mm
最大径×長さ:約53×78mm(Mマウント)
重量:252g(Mマウント)

作例

掲載写真はカメラで記録したJPEG画像。

α7 III / マニュアル(F22・1/125秒)/ ISO 200

最大撮影倍率となる2倍での撮影。腕時計をこの程度のサイズで写すことができる。風防の細かい傷まで克明に描写されていた。

α7 III / マニュアル(F5.6・1/30秒)/ ISO 500

ショーウィンドウ越しなので少し柔らかくなっているが、絞り開放でもピント位置はキレのある描写だ。後ボケもなだらかでテーブルフォトにも向くレンズだ。

α7 III / マニュアル(F11・1/100秒)/ ISO 125

もちろん無限遠の撮影も可能。絞り込んで遠景を写したが、色収差などもあまり見られず周辺までしっかり写っていた。

α7 III / マニュアル(F11・1/60秒)/ ISO 125

85mmの中望遠レンズということで被写体の一部を切り取ったり、圧縮効果を利用した撮影もしやすい。写りが良いのでマクロ以外でも活用したいレンズだ。

α7 III / マニュアル(F5.6・1/100秒)/ ISO 125

開放F値が暗いこともあり、絞り開放でも周辺減光はあまり見られない。レンズ自体が軽量なので持ち運びは全く苦にならず、普段使いができそうだ。

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。