交換レンズSHOW CASE

トキナー SZ 500mm F8 Reflex MF

(Tマウント+アダプター同梱)

SZ 500mm F8 Reflex MFをα7 IIIに装着したところ

反射光学系を採用することで、超望遠レンズを手のひらサイズに収めた1本。35mmフルサイズに対応している。Tマウントを同梱アダプターでソニーEマウントに変換して試用した(マウントアダプター同梱、2月25日発売)。本稿執筆時点の実勢価格は税込5万1,800円前後となっている。

外観

側面
前面
Tマウントを各マウントに変換するマウントアダプターが付属
マウントアダプター装着時
同梱のフード
フード装着時

主な仕様

名称:SZ 500mm F8 Reflex MF
発売日:2022年2月25日
実勢価格(税込):5万1,800円前後
マウント:Tマウント(キヤノンEF、ソニーE、ニコンF、ニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ用のいずれかのアダプターが付属)
レンズ構成:7群7枚
最短撮影距離:1.7m
最大撮影倍率:1:2.86
フィルター径:72mm
最大径×長さ:74×89mm
重量:310g(マウントアダプターを除く)

作例

掲載写真はカメラで記録したJPEG画像。レンズ補正(周辺光量補正、倍率色収差補正、歪曲収差補正)は全て「オート」にしている。※本レンズは電子接点なし。絞りユニットも非搭載でF8固定

α7 III / マニュアル(F8・1/1,600秒)/ ISO 400

建設現場のカラフルな重機を狙った。実際にはこれほど密集していないが、圧縮効果で面白い絵になった。

α7 III / マニュアル(F8・1/1,000秒)/ ISO 400

本レンズで動いている物にMFでピントを合わせ続けるのはかなり大変だが、このように置きピンを使えば電車の撮影も難しくない。

α7 III / マニュアル(F8・1/640秒)/ ISO 400

最短撮影距離となる1.7mほどで撮ったハト。さすが500mmとあって結構大きく写すことができた。

α7 III / マニュアル(F8・1/800秒)/ ISO 400

レインボーブリッジの歩道から晴海客船ターミナルを画面いっぱいに捉えることができる。描写は少々甘めなレンズだが、気軽に500mmが楽しめるのは大きい。

α7 III / マニュアル(F8・1/1,000秒)/ ISO 100

ミラーレンズは構造上、玉ボケがリング状になる「リングボケ」が発生する。これは夕陽が海面に反射しているシーンだ。

1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。