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Peak Designの新色をチェック “自然界にインスパイア”の4カラー

カメラバッグなどで知られるPeak Designから、新色となる「Eclipse」「Kelp」「Ocean」「Ibis」の4カラーが登場した。日本国内では9月12日(金)より輸入総代理店の銀一株式会社が取扱いを開始。その新カラーの実写画像をお届けする。なお、具体的な新カラー採用製品のラインアップについては既報記事を確認されたい。

これまでPeak Designの製品で使われてきたブラック、グレー、ネイビー、セージグリーンといったカラーは、同ブランドが掲げる「時代を超えて愛される”タイムレス”な製品」という哲学に基づいたクラシックな色合いを中心としていた。

そこに追加されることになった今回の4色は、いずれも自然界にインスパイアされたとして、「鮮やかで個性的な色彩でありながらも、10年後にも色褪せない、時代を超えた美しさを兼ね備え」たとしている。

クラシックな既存カラーに対して、“鮮やかな”と表現したあたり、筆者はてっきり派手目な色味を想像していたのだが、いざ実物を見てみたらその印象は全く異なるものだった。表現が難しいのだが、“くすみ感”があるような落ち着いた色味という印象をもった。

Peak Designの新色といえば、ちょうど1年前に「Coyote(コヨーテ)」が登場。かねてから環境への配慮をブランドコンセプトの1つとしているPeak Designが、アースカラーを謳いリリースしたカラーだったが、今回の新4色についても自然環境に溶け込むようなカラーリングで、同じ方向性となっているように感じた。

Eclipse(エクリプス)

ニュートラルで現代的という「Eclipse」。タウンユースにもアウトドアにも溶け込む神秘的なカラーとしている。

掲載した写真の製品は「エブリデイ バックパック ジップ 15L」。ちなみに新カラーを採用したそれぞれのモデルは、既存カラーのモデルと機能に差はない。

ハンドルにはバッグとは異なる、若干光沢のある素材が採用されており、光の加減で非常にきれいに見える。ところどころに挿し色としてオレンジを使っており、それもバッグ全体の印象を大きく変えている。バッグの内面はそのオレンジが採用されている。

ショルダーストラップの金具もEclipseカラーではあるのだが、光沢感が綺麗でかっこよい。

Kelp(ケルプ)

つづいては「Kelp」。自然な色味で汚れも目立ちにくく、実用性とさわやかさを両立したというカラー。これは「エブリデイ バックパック ジップ 20L」で見てみよう。

印象としてはCoyoteに近いブラウン系だが、より“くすませた”感じ。カジュアルに使えそうだ。こちらもハンドルには光沢がある。挿し色はイエローだ。

エブリデイ バックパック ジップはフロント面を大きく開口できるのが特徴。また4つ備えたジッパーにより、サイドアクセスのように開口部を調整できるようになっており非常に芸も細かい。

Ocean(オーシャン)

「Ocean(大海)」のような存在感で、シーンを選ばず、あらゆる場面で映得るという新カラー。非常に落ち着いた色合いで仕上げられているといった印象だ。

こちらは「エブリデイ バックパック 20L」。Peak Designのアイコンとも呼べるような、特徴的なバックルで開閉するカメラバッグだ。そのバックルには光沢感のあるブルーカラーを採用しており、これがまた鮮やかすぎない感じで綺麗だ。

Ibis(アイビス)

今回の新色の中で最も鮮やかといえるのがIbisではなかろうか。Peak Designによると「見る人を元気にする遊び心いっぱいの大胆なカラー」とのこと。

Ibisだけ、他のカラーとラインアップが異なり、いわゆるカメラバッグへの採用はない。パッキング キューブやパッカブル トート、そのほかアクセサリー類に使用されている。

今回の見本は小型のカメラ向けストラップ「リーシュ」。カメラ側に装着するコネクター部の「アンカー」もIbisで統一しており、とても明るい印象だ。

ポーチやアクセサリーにも

メジャーなカメラバッグのほかにも、ポーチやアックセサリーといった幅広いジャンルの製品をラインアップしているのがPeak Designの魅力。新色はそれらの製品にも採用されている。ここでその一部を紹介する。

こちらは「テックポーチ スモール」のOcean。バッグインバッグとしてかなり優秀なポーチだが、筆者は通常サイズの方を普段から重宝しており、スモールも気になっていたところ。

次は「フィールドポーチ」のKelp。これは付属のストラップを使用すればショルダーバッグのようにも使える製品で、ちょっとした散歩時に非常にちょうど良いアイテムだったりする。筆者も愛用していたりする。

「エブリデイ スリング 6L」のEclipse。色づかいはバックパックのモデルと同様だ。

本誌:宮本義朗