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ソニーα7R V

被写体認識AFの動画やα7R IVとの比較画像も

ソニーが11月25日に発売したレンズ交換式ミラーレスカメラ「α7R V」の外観写真を、従来機との比較画像も含めてお届けする。実写を加えた詳細レビューは後日に掲載予定だ。

α7R Vは、従来機「α7R IV」の高画質性能を継承しつつ新たな画像エンジンやAFシステムを搭載した最新モデル。製品名に冠した「R」は“Resolution”を意味しており、同社が展開するαシリーズにおいても、とくに高解像度に特化したシリーズに付与される。有効約6,100万画素で、最高約10コマ/秒の連写に対応。AIプロセッシングユニットによって7種類の被写体に対してリアルタイムトラッキングが可能となった。

有効約6,100万画素の35mmフルサイズ相当の裏面照射型CMOSセンサー(Exmor R)を搭載。手ぶれ補正が大きく進化したこともあり、低感度においてα史上最高の解像度を実現したという。


αシリーズ初となる「AIプロセッシングユニット」が搭載された。“リアルタイム認識AF”では静止画・動画を問わず、人間、動物、鳥、昆虫、車・列車、飛行機に対してリアルタイムトラッキングが可能。従来機では人物と動物の2種類だった。

人物に関しては瞳の認識だけでなく、人間の胴体や頭部の位置をより高精度に認識。被写体の骨格情報から動きを認識できるようになったことで、帽子や眼鏡を着用していても瞳が認識されやすくなったという。複数人いる場合もトラッキングする対象者を選択することが可能。

「被写体認識:人」の例。帽子を取ったり、被ったりするピントの外しやすい場合でも瞳を追い続ける

そのほか、飛行機や車・鉄道、昆虫なども被写体の先頭ならび頭部を優先にトラッキング。動物や鳥に関しては「瞳・頭・体」、「瞳・頭」、「瞳」と3種類のエリアを選択することができる。


外観で大きく変わったのが背面モニター。バリアングル式とチルト式の両方を備えた、新開発の4軸マルチアングルモニターを採用。これにより、視線をずらさず撮影をしたい時や自分撮りをしたい時など様々なシチュエーションで活用できるという。


従来機「α7R IV」との比較。α7R IVではチルト式のみだったモニター以外に大きな変化はない。α7R Vでは写真・動画の切り替えが別体のスイッチとなり、モードダイヤル下部に「静止画/動画/S&Q切り換えダイヤル」を搭載した。

左がα7R V、右がα7R IV(以下同)
「L、Rダイヤル」が追加されC1ボタンがRECボタンになった
マウント左上に「可視光+IRセンサー」を追加
RECボタンがC1ボタンに。
写真や動画の切替スイッチが撮影モード切替の下に(α7R V)
カードスロットにはロックレバーが追加
本誌:佐藤拓