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ニコンD7500

軽快さを取り戻す、DXフラッグシップ「D500」の弟分

ニコンが6月に発売するAPS-C一眼レフカメラ「D7500」の外観を中心に、写真をお届けする。外観やメニューなど、製品発売までに変更となる可能性もお含み頂きたい。

D7500は、有効2,088万画素のAPS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)CMOSセンサーを搭載する一眼レフカメラ。DXフラッグシップの「D500」と、バリアングル液晶モニターを備える「D5600」の中間に位置するモデルで、最高約8コマ/秒の連写、タッチパネル式チルトモニター、モノコック構造による持ちやすいグリップの採用などが特徴。

軽快なD7000シリーズ、再び。

"DXフラッグシップ"と呼ばれる立ち位置の機種は、2009年の「D300S」以降、2016年の「D500」まで長らく不在だった。2012年登場の「D7000」は"D300SとD90の中間"と言われた小型ボディと本格機能のパッケージングで人気を博したが、いつの間にか"DX最上位機"という重責をも背負い込むことになった。2013年の「D7100」は約1,620万画素から約2,410万画素に画素数を大幅アップし、バッファメモリーの少なさがボトルネックとなって特に連写時の軽快さがいくぶん損なわれており、2015年の「D7200」ではその改善が美点とされた。

そんなD7000シリーズだが、2016年に久しぶりのDXフラグシップ「D500」が登場。2017年に登場した「D7500」は画素数を約2,088万画素に抑えており、特に可搬性や利便性への注力が見られる。同じセンサーと画像処理エンジンで"D500画質"を継承しつつ、ほどよく仕様・機能を割り切ったD7500は、まさに肩の荷が下りた弟分。RAW連続撮影で最大50コマという十分なバッファ容量も持ち合わせ、D7000シリーズが改めて輝きを取り戻したような印象だ。

具体的な試用インプレッションや実写レポートは、後日お届けする。

外観

モードダイヤル
内蔵ストロボ
AF/MF切り換え、AFモードボタン
Fn1ボタン
端子部
タッチパネル式チルトモニター
記録メディアスロット
バッテリースロット

画面

インフォ画面
ピクチャーコントロールに「オート」が加わった
デフォルトはOFFだが、コマンドダイヤルでのメニュー操作も可能
アイセンサー搭載により、インフォ画面の表示挙動をどうするか細かく選べる
タッチパネルの挙動設定
誤操作防止の設定も可能
フルHDまでは電子式手ブレ補正に対応
アクティブD-ライティングを動画でも使える
AF微調節。D500を同様にライブビュー画面からの自動設定も可能に

本誌:鈴木誠