【新製品レビュー】パナソニックLUMIX DMC-G5
「LUMIX DMC-G5」(以下、G5)は、パナソニックが発売するミラーレスカメラ「Gシリーズ」としてもっともオーソドックスなEVF搭載モデル。2008年10月に発売された初代の「LUMIX DMC-G1」から数えて4世代目となるモデルだ。
発売は9月13日。価格はオープン。実勢価格はボディのみが6万8,000円前後、ダブルズームレンズキットが9万1,000円前後、パワーズームレンズキットが10万5,000円前後。
■「構えて撮れる」ミラーレス機
前モデルとなる「LUMIX DMC-G3」からの変更点としては、まずグリップが大型化されたことが挙げられる。DMC-G3ではボディの上面ラインにシャッターボタンが設けられていたが、DMC-G5ではグリップが大きくなったことで、このグリップの上部にシャッターボタンが配置されている。これにより、“しっかりと構えて撮る”という点に関しては明らかに向上していると感じる。
また、DMC-G3で一度装備から省かれてしまったアイセンサーが復活した。カスタムメニューにある「アイセンサー」で「LVF/LCD自動切換」をONにしておくと、LVF(ライブビューファインダー。いわゆるEVF)に顔を付けると自動的に背面液晶の表示からLVFの表示へと切り替わってくれる。また、アイセンサーの感度を弱、強の2種類の設定を行なえるようになった。撮影スタイルによってはLVFのほうが被写体が見やすいこともあり、この自動切り替えは歓迎したい。
ただし、ローアングル撮影時などにアイセンサー部を手で遮ってしまうと予期せぬタイミングでLVF表示に切り替わってしまうこともある。ファインダー接眼部の左側にLVF/LCD切り換えボタンを装備しており、このボタンを押すことでLVFとLCDの手動切り替えができる。だが、せっかく手動でLVFやLCDに切り換えても、アイセンサー前を横切るだけで、またアイセンサー自動が働いてしまうのがもったいない。どうせなら、この切り換えボタンでLVF固定、LCD固定、アイセンサー自動の3種類を行き来できるようにしてほしいと感じた。
また、DMC-G3と比較すると、モードダイヤルや十字ボタンなどがわずかに大型化され、操作感も向上している。高級感が増したというほど大げさな変更ではないが、少なくとも押し込んだ感じも良くなっており好感が持てる。
■LVF使用時にタッチAFが可能
撮影スタイルとして大きな進化を感じるのが、タッチパッドAFという機能だ。これはLVFを覗きながらの撮影時に、背面液晶モニターをタッチすることでAFエリアを選択できるというもの。LCD使用時はタッチで素早くピント合わせができたが、LVF使用時はタッチAFが効かないという弱点を改善したものだ。
タッチパッドAFはカスタムメニューの「タッチ設定」から「タッチパッドAF」をONにすると使用可能となる。デフォルト設定ではOFFになっているので注意が必要だ。
画面をタッチしたところがAFエリアとして選択される。画面の隅々までタッチで選択可能だ。 | タッチパネルの設定。タッチパネル自体のオンオフ、タッチタブ、タッチAF、タッチパッドAFのオンオフが設定できる。LVF使用時にタッチでAFエリアを選択するなら、タッチパッドAFをオンにしておけばよい。 |
また、タッチパッドAFはLVFを覗きながらも素早いAFエリア選択が可能となりとても気持ちがいい。ただし、鼻の頭などで液晶部を触ってしまうとそこにAFエリアが飛んでしまうといったこともある。運用上でカバーできるレベルだが、鼻をピッタリとボディにくっつけて構える人はちょっと注意しておきたい。
また、アイセンサーAFと呼ばれる機能も新搭載された。これはLVFを覗いた瞬間にAFが駆動し、半押しAFによるタイムラグを最小限にしようというもの。地味な機能ではあるが、ファインダーを覗いてすぐに撮影スタンバイ状態になってくれるというのがありがたいと感じる。
約144万ドットのLVFを内蔵。ファインダー接眼部の下に見えるのがアイセンサーだ。アイセンサーをオフにしているときは、LVF/LCDボタンで切り替えを行なう。 | LVFを覗いた瞬間にAFが動作するクイックAF機能。通常はONにしておけばいい。 |
アイセンサーの動作オンオフと、感度の設定。感度は弱と強の2種類。 |
DMC-G5になって新たに装備された機能として、ファンクションレバーがある。シャッターボタン手前に装備されているレバーなのだが、パワーズームを装着しているときにはズーム操作、それ以外のレンズでは露出補正のレバーとして動作する。パワーズームレンズを装着したときにはコンパクトデジカメのズーム操作のような使い方ができて便利だろう。ただ、通常のレンズを装着したときには露出補正に機能が限定されてしまうのはもったいない気がする。ファンクションボタンと同様、よく使う機能を自分で割り当てられるようにしてくれたら。もっと使い勝手が良くなるのではないだろうか。
動画ボタンの前方に見えるのがファンクションレバー。パワーズームレンズ装着時はズームレバーとして、それ以外のレンズでは露出補正操作となる。 | ファンクションレバーの設定。AUTOにしておけば、パワーズーム装着時には自動的に装着レンズを判断してくれる。 |
液晶モニターは3型約92万ドット。DMC-G3は3型46万ドットだったので、これも進化ポイントといってよいだろう。輝度、コントラストともに大きな不満はなく、屋外でも見えやすい。Gシリーズの伝統として上下左右に動くフリーアングル液晶を搭載している点もよい。可動液晶モニターを謳っているミラーレスカメラでも、上下方向にのみ動くモデルが多い中、上下左右に動かせるというのはやはりアドバンテージだと感じる。
上下左右に可動する液晶モニターがDMC-G5の魅力のひとつ。縦横に関わらず最適のアングルで撮影できる。 |
撮影機能として増えたのはアート系のフィルターモードとなる「クリエイティブコントロール」機能と、初心者向けのシーンモードとなる「シーンガイド」だ。
クリエイティブコントロールはポップ、レトロ、ハイキー、ローキー、セピア、ダイナミックモノクローム、インプレッシブアート、ハイダイナミック、クロスプロセス、トイフォト、ジオラマ、ソフトフォーカス、クロスフィルター、ワンポイントカラーの全14種。それぞれのモードによって調整できる内容は異なるが、フィルター効果の効き具合や色味などを微調整する機能を有する。
一方のシーンガイドは、DMC-GF5で新搭載された機能で、モード内の選択は全23種類。従来のシーンモードでは、人物ポートレートで1〜2種類となっていたものを、「人物をきれいに撮る」や「人物の肌をきれいに撮る」、「逆光でふんわり撮る」などより細かなイメージに応じたシーン設定ができるようになっている。上級者はあまりシーンモードのようなものは使わないだろうが、初心者にとってはこういうモード設定も面白いのではと感じる。
■ホールディングは良好。ボタンカスタマイズも
使用感だが、LVFを搭載しているだけあって撮影はやりやすい。すべてのシーンをLVFで撮るわけではないが、やぱり晴天時の屋外などでは液晶モニターは見えにくいと感じることもあって、LVF搭載のありがたみを感じることが多い。これはタッチパッドAFが搭載されたことで、LVF使用時でも思い通りにピント合わせができるようになったことが大きいだろう。
特定のボタンに好きな機能を割り当てることができるファンクション機能だが、AF/AEロックボタン、消去/終了ボタン、LVF/LCDボタンの3ボタンが割り当て可能だ。私はFn1にフォトスタイル、Fn2に画像縦横比を割り当てたが、LVF/LCDボタンはそのままの機能を使いたいのでファンクションの割り当てはしないことにした。
ファンクションボタンの設定画面。Fn1からFn3までは物理的なボタンへの割り当て。Fn4とFn5はタッチタブへの割り当てとなる。 |
先にも書いたが、ファンクションレバーにも好きな機能を割り当てられるようにしてくれるともっと快適になるのだが……。さらに、液晶モニターの右隅にタッチタブとしてFn4とFn5を割り当てることも可能だが、液晶モニターをタッチして細かな操作をするというのはどうも馴染めない気がする。できれば、実ボタンへの割り当てを増やす方向にしてほしい。
カメラのホールディングは極めて良好。グリップが大きくなり、シャッターボタンも自然な配置になったため、長時間の撮影でも疲れを感じることは少ない。ただし、マイクロフォーサーズマウントのカメラにしてはちょっと大きめのボディという印象はぬぐえない。「OLYMPUS OM-D E-M5」よりも幅と高さは小さいのだが、3cm近くも厚いため、ボリュームがあるように見えてしまうのだろう。コンパクトなボディを望むならばDMC-GX1やDMC-GF5といったモデルがあるということなのかもしれない。
DMC-G5ならではの新機能として電子シャッターの搭載が挙げられる。電子シャッターは撮影メニューから設定できるが、ファンクションボタンに割り当てることもできるので、頻繁に切り換えて使う人はそのようにしておくとよいだろう。電子シャッターではシャッター音もなく、まったくの無音撮影が可能。レストランや演奏会などの撮影では重宝するかもしれない。
電子シャッターのオンオフもメニューから設定。ファンクションボタンに割り当てておくこともできる。 |
ただし、電子シャッターではいくつかの制約がある。まず感度は最大ISO1600までとなること。シャッタースピードも低速側が1秒までとなることだ。また、撮像素子の情報を順次スキャンして記録するという方式のため、高速で動く被写体を撮ると画像が大きく歪んで写ってしまうことになる。電子シャッターの宿命ともいえる弱点だが、そういうことも頭に入れておくとよいだろう。
Q.MENUボタンを押すと、フォトスタイルや画質設定、動画の設定などさまざまな設定に素早くアクセスできる。カスタムでレイアウト項目を選択することも可能。 |
製品の販売ラインアップだが、ボディ単体での販売に加え、電動の標準ズームとなるLUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.が付属する「DMC-G5Xパワーズームレンズキット」と、LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.とLUMIX G VARIO 45-150mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.の2本が付属する「DMC-G5Wダブルズームレンズキットが」用意される。DMC-G5ともなると、まったくの新規購入者よりもGシリーズからの買い換え、追加購入のユーザーが多いと考えられるから、一概にどれがオススメというのは難しいが、この製品単体でのラインアップを考えればやはりダブルズームレンズキットが使い勝手がよいと言えるかもしれない。
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着 | LUMIX G VARIO 45-150mm F4-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.を装着 |
LUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.は廉価版の標準ズームレンズだが、もともとパナソニックのレンズはマイクロフォーサーズマウントに特化した専用設計のレンズばかりのため、描写力に不満はない。ただし、画面内に太陽などの強い光源があると、紫色のゴーストが目立って写り込むこともある。
また、LUMIX G VARIO 45-150mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.は新しく発売された望遠ズームだが、35mm判換算で300mm相当の望遠撮影が可能なレンズのわりには筐体は細めでコンパクト。AFも速く使い勝手の良い望遠ズームだと感じた。
■充実した動画機能も特徴
DMC-G5の画素数は1,605万画素、総画素数は1,831万画素。これとまったく同一の数値となるは「LUMIX DMC-GH2」だ。使用するバッテリーも「BLC12」と同一。DMC-G5ではDMC-GH2のようにマルチアスペクトには対応していないが、最高感度もISO12800と共通。もしかするとDMC-GH2のセンサーと同一か? とも思ってしまう。
画質に関しては1,600万画素クラスのカメラとしては解像力も高く、発色も良好だ。フォトスタイルのスタンダードはどちらかというとおとなしめで彩度、コントラストともに抑えめの印象だ。青空などをダイナミックに仕上げたければビビッドのほうが向くかもしれない。
DMC-GX1でも好評の電子水準器。水平、垂直の両方を表示する。 |
また、アート系フィルターのモードとなるクリエイティブコントロール機能もなかなか楽しめる機能となっている。以前までは他社に比べて種類も少なく大人しい仕上がりのものばかりだったが、DMC-GF5で種類を増やし、仕上がりもかなり大胆なものを搭載してきた。DMC-G5も同等のモードとなっており、気軽にアート風写真を楽しみたいという人にも納得できる機能になっている。
カメラのクラス的には中級機という位置づけだと考えられるが、モードダイヤルの右側にはおまかせiAボタンが装備されている。
ボタン一発で全自動モードに切り替わるiAボタン。iAモード時にはボタンが青く光る。 |
モードダイヤルの位置がどこにあろうとも、このボタンをワンプッシュするとおまかせiAモードに切り替わってくれる。クリエイティブコントロールモードなどでクセの強い写真を撮っているときに、瞬時にごくごく普通の仕上がりが得られるモードに切り換えられるというのは便利だ。おまかせiAモードは、ほぼ全自動撮影となる従来タイプの「iAモード」と、露出補正や色味の調整ができる「iA+モード」の2種類が選択できる。iA+モードでも何の調整もしなければ従来と同じiAモードして動作してくれるので、あらかじめメニューからiA+モードに設定しておくのがよいだろう。
内蔵ストロボ。ガイドナンバーは8.3相当(ISO100・m)、または同10.5相当(ISO160・m)。自動ポップアップ機能はない。 | 底面のフタを開けると、バッテリー室とSDメモリーカードスロットが現れる。 |
最後に動画撮影機能だが、1,920×1,080の60p記録が可能となるAVCHD Progressiveが搭載された。また、30p記録とはなるが、MPEG-4形式のフルHD動画撮影も可能となっている。
DMC-G5の動画撮影で非常に優れていると感じるのが、動画撮影中の静止画記録だ。動画撮影中でもシャッターボタンを押せば、200万画素相当のJPEG画像が記録できる。バッファーメモリーに溜め込む方式のため、一度の動画撮影で30カットの静止画が撮れる。運動会などの撮影では、動画と静止画で悩むことがあるが、このような場合でも動画撮影を開始して、ところどころに静止画を撮るといった両方の使い方ができるのがいい。また、同様の用途として、撮影した動画を再生しながら一時停止して、その部分を静止画に切り出して記録するという機能も搭載される。本格的な静止画とはいえないが、動画の一部を気軽に切り出せるという意味では便利な機能といえる。
ちなみに、動画撮影中にシャッターボタンで静止画撮影ができて、しかも音も映像も途切れることなく動画撮影が続けられるカメラというのは意外に少ないものだ。こういう使い方においては、断然使いやすさを感じるのがパナソニックのカメラだと感じる。
付属のバッテリーチャージャー。ACプラグは本体につけられているタイプのため、ACケーブルを持ち歩く必要はない。 |
■実写サンプル
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
- 縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。
・ISO感度
感度の設定はISO160からISO12800。ノイズの設定としては高感度ノイズに関する項目はなく、長秒ノイズ除去のON/OFFだけとなる。カメラの初期設定では長秒ノイズ除去設定がONになっている。ONとOFFの両方を撮り比べてみたが、それほど極端な違いとは感じない。長秒ノイズ除去が入ると、撮影時間と同じ時間だけ待ちが発生するので、ここはOFFにしておいてもいいような気がした。
ノイズ除去関連の設定は「長秒ノイズ除去」のみ。初期設定はONになっている。 |
感度別で見るとISO1600あたりまではあまりノイズも気にならない。だが、ISO3200以上はさすがにノイズが目立つ。ただし、DMC-G3などに比べるとカラーノイズを上手く抑えており、状況によってはISO3200は使ってもいいのかもと思える。また高感度になっても、極端に発色が悪化しない点は評価できる。
NR:ON / ISO160 | NR:ON / ISO200 | NR:ON / ISO400 |
NR:ON / ISO800 | NR:ON / ISO1600 | NR:ON / ISO3200 |
NR:ON / ISO6400 | NR:ON / ISO12800 |
NR:OFF / ISO160 | NR:OFF / ISO200 | NR:OFF / ISO400 |
NR:OFF / ISO800 | NR:OFF / ISO1600 | NR:OFF / ISO3200 |
NR:OFF / ISO6400 | NR:OFF / ISO12800 |
・インテリジェントDレンジコントロール
明暗差の激しいシーンで白飛び、黒つぶれを抑える処理をおこなう機能。OFF、弱、中、強の4種類の設定が選べる。
インテリジェントDレンジコントロールの設定画面。OFF、弱、中、強の4種類。 |
実写を見てみると、シャドー側を持ち上げると同時に、ビルの窓などのハイライト部の白飛びを抑えるような処理がおこなわれていることがわかる。
インテリジェントDレンジコントロール:OFF | インテリジェントDレンジコントロール:弱 |
インテリジェントDレンジコントロール:中 | インテリジェントDレンジコントロール:強 |
・超解像
輪郭部、ディテール部、グラデーション部をカメラが判断し、最適な画像処理によって細部までしっかりと再現するという技術。設定項目はOFF、弱、中、強、拡張の5種。
超解像の設定画面。OFF、弱、中、強、拡張の5種類が選択可能。 |
以前まではあまり設定ごとの違いが感じられなかったが、DMC-G5になって、はっきりとその違いがわかるようになった。ただし、中以上にするとかなり輪郭部のシャープネスが強く、落ち着きのない仕上がりになってしまうこともある。
超解像:OFF | 超解像:弱 | 超解像:中 |
超解像:強 | 超解像:拡張 |
・フォトスタイル
スタンダード、ナチュラル、ビビッド、モノクローム、人物、風景の6種類。どのモードもコントラスト、シャープネス、彩度、ノイズリダクションの微調整が行なえる。モノクローム設定に関しては、彩度を調整すると暖色、寒色の色調が選べる。
フォトスタイルの設定画面。スタンダード、ビビッド、ナチュラル、モノクローム、風景、人物、カスタムが選択可能。 |
各モードを比べてみると、彩度だけでなくコントラストも大きく変わってくることがわかる。コントラストやシャープネス、彩度、ノイズリダクションはそれぞれ5段階の微調整が可能だ。
フォトスタイル:スタンダード | フォトスタイル:ナチュラル | フォトスタイル:ビビッド |
フォトスタイル:モノクローム | フォトスタイル:人物 | フォトスタイル:風景 |
・クリエイティブコントロール
クリエイティブコントロールはポップ、レトロ、ハイキー、ローキー、セピア、ダイナミックモノクローム、インプレッシブアート、ハイダイナミック、クロスプロセス、トイフォト、ジオラマ、ソフトフォーカス、クロスフィルター、ワンポイントカラーの14種類。どのモードでも露出補正はできるほか、モードによって色味の調整やフィルター効果の強弱を調整できるものなどがある。
・HDR
画像の記録モードをJPEGのみに設定しておくと、メニューからHDRのON/OFFが設定できる。ONにすると1度のシャッターで露出違いの3枚を撮影してくれる。ラフな手持ち撮影で行なうと、合成がうまくいかず重なりのずれた写真ができがってしまうこともある。HDRの輝度差などの設定を手動でおこなうことはできない。
HDR:ON | HDR:OFF |
・作例
2012/10/5 00:00