Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
自然の中での使い勝手にこだわったカスタム三脚
喜多規子さんがプロデュースした風景写真に最適な限定モデル「LS-324CKN+LH-40」
- 提供:
- 株式会社ワイドトレード
2025年1月29日 07:00
風景写真家として活躍する喜多規子さんのプロデュースによって、レオフォト三脚に新たなラインアップが加わった。それが「LS-324CKN」だ。風景写真に必要な耐候性と撮影シールドを問わず、必要な高さを確保できる伸長を兼ね備えたカスタムモデルの魅力を解説してもらった。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2025年2月号』より転載・加筆したものです。
機動力と対候性を備えた三脚で風景に踏み込む
カメラの⼿ブレ補正機能の進化とともに、⼿持ち撮影の機会も増えたが、⼀⽅で⽔の表情をスローシャッターで表現したいときや画⾯四隅まで緻密にフレーミングしたいときは三脚をしっかり据えるのが私の撮影スタイルだ。
1枚目に掲載した作品のように⽇の出前の幻想的な情景では、⽔⾯の映り込みと空の明暗差が⼤きいので、ハーフNDフィルターやカメラに搭載されているライブGND機能を使っての撮影になる。その際も三脚は欠かせない。過度な明暗差を抑えることで、⽇の出前の幻想的な空気感が描写できる。
今回紹介するLS-324CKNは、「KN」というイニシャルの通り、私の要望に応えていただいた三脚だ。これまでは⼀番太い脚の径が32mmで3段タイプのLS-323Cを愛⽤していた。使い勝手は良く、特に不満がなかったものの、⾜場の悪い斜⾯や渓⾕の岩場などで⾼さが⾜りないことがあり、もう少し伸長が欲しいと思っていた。
しかし、32mmの脚でかつブラックカラーのコンパクトな三脚がレオフォトのラインアップになかった。そんな私のリクエストに応えてくれたのがLS-324CKNだ。
伸⻑が169.5cm、傾斜地でもアイレベル以上を確保しやすい。レオフォトには開脚角度を通常の23°から25°に広げるサービスがあるが、それをあらかじめ施しているので、しっかりとした安定感がありながらも4段なので収納時もコンパクトだ。
⾝⻑約160cmの私の場合、平らな場所では1段⽬を伸ばさずともアイレベルになるので、3段のLS-323Cを使っていたときと機動性はほぼ変わらない。さらに傾斜や段差のある所では⼀番上の部分を伸ばしてもまだ余裕があり、ストレスフリーで撮影できる。
脚はレンジャーシリーズをベースとしつつも防⽔のロックナットが採⽤されていて、滑り⽌め用マットも備わり操作しやすい。デザイン的にもスタイリッシュで、海や⽔辺、さらに雪中での撮影もアクティブに使えそうだ。氷点下まで冷え込んだ⽇に、⽔辺で氷の撮影をするとナット部に⽔が⼊って凍ることがあるが、そのリスクも抑えられる。ステンレスのスパイクも付属されるので、雪上に⽴てたときの⾷いつきも良い。
フィールドで三脚の⾼さが足りず、無理にセンターポールを⾼く伸ばして不安定な状態になっている人をよく見かける。安定感を保ちつつ、もう少し⾼さがある三脚が欲しいと思っている人には、ぜひおすすめしたい。