Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
迅速かつ精密に風景写真の構図が決められる三脚
高橋良典さんが自然風景の撮影で愛用する雲台&三脚「LM-323C+DC-364C+G4」
- 提供:
- 株式会社ワイドトレード
2024年7月20日 07:00
奈良県を拠点に自然風景の撮影を続けている写真家の高橋良典さん。風景写真は構図の組み立てが重要だが、一方で光や雲の条件が刻々と変化する中で迅速にセッティングを行う必要性もある。素早いセッティングと精密な構図決定を可能にする三脚と雲台がレオフォトの「LM-323C+DC-364C+G4」だった。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年8月号』より転載・加筆したものです。
変化する自然を相手に素早く緻密に構図を決める
絞り込んで風景全体をパンフォーカスに収めたいとき、スローシャッター表現、緻密に構図を追い込むときや気象変化のタイミングを待ち構えるとき、角形フィルターが必要なとき。三脚に頼りたいシーンは多岐にわたり、自然と対峙した撮影では欠かせない。
私のメイン三脚、LM-323Cの気に入っている点は大きく2つ。3段であることとセンターポールDC-364Cが装着できることだ。
3段タイプは携行性が犠牲になる一面もあるが、車移動が多い私の場合はほぼ気にしなくて良い。3段だとロックナットの合計数は6つ。ネジを緩めて締める動作が4段や5段タイプに比べて少なく、素早いセッティングが可能だ。
また、私は普段から2段目を伸ばした状態で車に積んでおり、限りなく少ないアクションで目的の高さに三脚をセットできるようにしている。3段目も脚の先細りが抑えられ、安定感に優れる点も3段タイプを選ぶ理由だ。
センターポールと組み合わせれば高さの確保と微調整が行いやすくなるのも大きなメリットだ。LM-323Cの脚だけを伸ばした全高は140cm。普段は事足りるが、ハイアングルに構えたいときや段差のある所では高さが不足する。しかし、センターポールがあれば高さを30cmほど延長でき、全高約170cmとカバー範囲が広がる。
加えて、カメラ位置を動かさず高さだけを調整したいというシーンでも脚を伸縮させずに高さが変えられるので、せっかく決めたポジションが動く心配もない。花のアップなど主題と背景との位置関係が重要な絵柄でも高さ調整が容易かつ早くなるので便利だ。
脚とともに重要なのが雲台だ。ギア雲台G4は水平、垂直、左右を独立して調整できる。速写性では自由雲台が有利だが、じっくりと構図を決め、微調整が必要なシーンではギア雲台が有利だ。
例えば、より厳密に水平を取りたいとき、自由雲台だとそのほかの方向まで動いてしまうことがあるが、ギア雲台なら指先で水平調整のノブを回すだけ。重量級の機材を載せても安心感がある。
また星の撮影でもギア雲台は欠かせない。暗い状況ではファインダー像が確認しにくいため、しっかりと構図が決められているかを1枚撮ってから判断することも多い。そんなときでもノブ操作だけで構図の修正ができるギア雲台が便利だ。
レオフォト三脚は私にとって撮影になくてはならない大切なパートナー。これからも私をサポートしてくれるだろう。
写真展情報
高橋良典写真展「邂逅」
会期
2024年7月25日(木)~9月1日(日)
10時~18時(火・水定休)
会場
Leofoto GALLERY
料金
無料
トークショー
8月3日(土)、4日(日)の14時からトークショーを開催予定
ワイドトレードHPより要事前申し込み