Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
臨機応変なドキュメンタリー撮影に対応する軽快な三脚
上吉川祐一さんが愛用する利便性抜群の三脚「LX-284CT+G4+LPS-A1」
- 提供:
- 株式会社ワイドトレード
2024年5月20日 07:00
上吉川祐一さんは、ポートレートや企業の広告写真を手掛けるほか、牛革製品ができるまでの様子を追ったドキュメンタリー作品も撮影している。ドキュメンタリーの撮影は手持ち撮影という印象があるかもしれないが、薄暗い工場の中、職人たちが働く姿を描き出すには、精密なフレーミングやライティングが欠かせない。臨機応変に工場内を動き回れる機動性とフレーミング調整の利便性を求めて選んだ機材が、レオフォトの「LX-284CT+G4+LPS-A1」だった。
1978年、兵庫県生まれ。ポートレートやドキュメンタリー、企業の広告写真などを手掛けるほか、写真を通じた地域活性に注力。2024年に富士フイルムフォトサロン東京、札幌、大阪で個展を開催。日本写真家協会会員
※本企画は『デジタルカメラマガジン2024年6月号』より転載・加筆したものです。
軽快に移動しながら三脚で追うドキュメンタリー
人々が寝静まった夜中に静かに鳴り響く、水しぶきの音。タイコと呼ばれる樽型の装置が、皮を洗浄するために回転する音だ。「皮」をなめし、素材としての「革」に仕上げるため、タンナー工場は24時間稼働している。薄暗い工場の中で、フォークリフトは革を積んで走り回り、スプレー塗装機は、職人が調合した色を高速回転しながら革に吹き付けている。20をも超える工程が必要な牛革製品ができあがるまでの過程を、私は追い続けてきた。
撮影時は、職人たちの表情や扱う道具などを臨場感を持って伝えるためにライティングにも気を配る。また、薄暗い工場の中でも、ISO感度はなるべく下げて精緻に写したい。そのために、三脚と雲台は欠かせないアイテムだ。工場内で臨機応変に移動しながら撮影できる機動力と安定性を求めて選んだのがLX-284CT+G4の組み合わせだ。
LX-284CTは軽さと強度を兼ね備えていて、三脚の付け根部分をひねってもゆがまず、非常に安定している。LXシリーズの特徴の1つであるエレベーター機能を備えたセンターポールは私にとって必須で、細かくカメラの高さを変えながら撮影するのにとてもありがたい。センターポールは簡単に取り外せて、ローポジション用のセンターコラムに交換できるので、地面付近にカメラをセットすることも容易だ。
ギア雲台のG4は、簡単にミリ単位のフレーミング調整ができることに驚いた。通常の雲台は微調整のわずかな加減に神経を使うが、それをストレスなくかなえてくれて、使うたびにフレーミングの精度の高さを実感する。
カメラにはL型プレート(LPS-A1)を装着すると使い勝手が格段に上がる。構図を横から縦に変更する際に、雲台を倒す必要がなく、光軸がずれないからだ。縦構図への移行時にカメラが動いて構図が安定しないという悩みのある人は一度は試してほしいアイテムだ。
機能性に優れ、デザインも美しいレオフォト三脚を使って、これからもこのドキュメンタリーを追い続けたい。
写真展情報
上吉川祐一写真展
いのち「牛革製品ができるまで」
会場
レオフォトショールーム
開催期間
2024年6月6日(木)~6月30日(日)
※6月6日在廊予定
※火・水定休
開催時間
10時~18時(最終日は16時まで)