デジカメアイテム丼

82mm径のフィルターが8枚も入るケース

ケンコーCOMODO(コモド)フィルターケース CMD-FC-01

レンズフィルターといえば、長らく77mm径くらいまでが主流だったが、昨今は16-35mm F2.8や24-70mm F2.8といったレンズで82mm径の製品が増えてきた。

そうしたなか、ケンコーブランドから82mm径までのフィルターに対応する 「COMODO(コモド)フィルターケース CMD-FC-01」が登場したので紹介したい。カラーはブラックとネイビーの2色だ。

フィルターは購入時の入れ物がケースになってはいるのだが、撮影に持っていく枚数が増えると出し入れが面倒になる。そうしたときに、こういった複数枚入るフィルターケースが撮影を助けてくれる。

このケースは手帳ほどのサイズながら、8枚ものフィルターを収納できるのが特徴だ。内部は2気室からなり、透明なポケットにフィルターを収める様になっている。

1つのファスナーにスライダーが2つ付いており、両側に開けるので開閉が素早く行える。また、スライダーのツマミが丸い棒になっているのだが、これがとてもつまみやすいのも使い勝手に繋がっていると感じた。

ケースは本のように開けるので同時に4枚のフィルターを見ることができ、目的のフィルターを探すときに一目瞭然だ。また、ポケットの上部が丸く切ってあり、フィルターの出し入れがしやすかった。

カラビナでズボンやバッグに取り付けられる他、背面にベルトループも装備している。

さらに注目なのは縦方向のベルトに取り付けられるループも備えていることだ。これを利用すると、ショルダーバッグのストラップやバックパックのハーネスに縦方向に装着可能となる。

加えて、ご覧のように36mm径までの三脚のパイプにも付けられる。

実勢価格は税込3,000円ほど。しっかりした作りや8枚収納という容量を考えるとさほど高いという印象もない。82mm径のフィルターともなるとなかなか高価なので、きちんとしたケースで持ち運びたいものである。フィルター活用派の人は検討してみてはいかがだろうか。

なお、名称にある「COMODO」とは「快適」や「気楽に」という意味のシリーズ名とのこと。今回のフィルターケースが第一弾とのことで、今後の展開が楽しみだ。

本誌:武石修