私はこれを買いました!
ライター仕事の頼れる相棒。その使い方をご紹介
DJI Osmo Action 5 Pro(鈴木誠)
2024年12月24日 12:00
インタビュー録音を聞き返すようになった
3月末まで編集部に在籍していた者です。ご無沙汰しております。4月からフリーライターとして活動しておりまして、カメラ系やモノ系の雑誌&Webをはじめ、学生時代からの趣味だったエレキギターの専門誌でもお手伝いをしています。
編集部員時代は、インタビュー取材に行くと録音こそしておくものの、まずそれを聞き返すことはありませんでした。基本的には手元のパソコンに打ち込んでおいたメモを文章として整えて、当日や翌日に記事として公開していました。
アクションカムを取材メモに使い始めたきっかけは、ギター雑誌での初仕事。プロミュージシャンに16台のエフェクターを試してもらい、試奏中のコメントを1台ずつテキストにまとめるという内容でした。試している機材のツマミをどう操作したか、それはどんなフレーズを弾きながらだったのかを参照すべく、音声だけではなく手元が見える映像もメモとして残したいと考えたわけです。
それからも折に触れてアクションカムを活用していますが、「取材のメモ用に“ゴープロ”回しててもいいですか?」と聞いて、特に気に留める人はいませんでした。ゴープロは“5 Pro”のことであり他意はありません。ともあれ、取材相手の心理的にはボイスレコーダーが置かれているのと変わらないようです。
カメラに載せても案外スマート
あと便利に使っているのは、工場見学などで歩き回るシーンの取材です。この場合はライカQ3のアクセサリーシューにOsmo Action 5 Proを載せ、映像の水平維持をオンにしておきます。アクセサリーシューへの取り付けにはUlanziの「CA22 コールドシューマウントアダプター」を使っており、角度調整もスムーズなため、テーブルに置けばデジタルカメラをアクションカムのスタンドとして使えます。
こうすると首に掛けるのがカメラのストラップ1つで済みますし、動画のことを気にせず写真撮影ができるのも快適です。胸の前にあるカメラは相手にもよく見えるため、もし動画撮影がマズい場面では「撮らないで」と言ってもらいやすいかなと思っています。
ライカ本社の取材に持っていったときは、ライカの人達にも「それはナニ?」という感じで結構興味を持たれました。これがライカ銘レンズのInsta360 Ace Pro 2だったら“ライカタンデムです”と答えられたかもしれません(←意味がわからないのが正常です)。
最新デジタルカメラの突き詰めまくった進化もロマンですけど、たまには全然違ったジャンルの機材を買ってみるのも、いろいろ新しい刺激が得られるのでオススメです。なにせ予算10万円でお釣りが来ます。
近況
月刊誌フォトコンの2025年1月号から「開発者が語る!新技術誕生のバックストーリー」という連載を担当することになりました。開発者インタビューを載せる媒体が減って寂しく感じていたので、願ってもない機会です。あと個人YouTubeにて、カメラ関連の取材レポートも(可能な範囲で)ボチボチ継続しております。来年もどうぞよろしくお願いいたします。