私はこれを買いました!

ついに究極のジンバルが登場…遠隔操作でスチル用途にも

DJI RS 3 Pro(茂手木秀行)

年末恒例のお買い物企画として、写真家・ライターの皆さんに、2022年に購入したアイテムをひとつだけ紹介していただきました。(編集部)

遠隔雲台としても……

いまや当たり前の装備となったジンバル。10年ほど前から何台も購入してきたが、DJI RS 3 Proを見て、ついに究極のジンバル登場! と感じたので今夏購入した。

まだ購入はしていないのだが、注目はオプションアイテムにLiDARユニットがラインナップされていることだ。ざっくりいうとレーザーで距離を測る装置だが、このユニットを追加するとマニュアルフォーカスのレンズをオートフォーカス化してしまえるのだ。とりあえずこのユニットは来年追加購入予定だ。

私はコンボで購入したので、あらかじめフォーカスモーターや映像トランスミッターが付属。iPhoneで画像を見ながらの遠隔操作が可能だ。あまり長いレンズは使えないが寒い夜も暖かい車内から遠隔で星景撮影やら、ご来光撮影なんてことができてしまうのだ。

もちろん動画撮影のための機材なのだが、スチル用途でも遠隔雲台として活用できることが魅力なのだ。ところで写真に載せているのはソニーFX3とLAOWA Argus FF II 35mm F0.95の組み合わせ。この組み合わせでは、手持ちで星景動画が撮影できてしまう。CP+ではそんなお話もできるかも。

11月8日の月食を動画で撮影したものから静止画に切り出したもの
ソニーFX3/LAOWA Argus FF II 35mm F0.95/35mm/マニュアル(F0.95、1/25秒)/ISO 51200

近況報告

CP+に向けて星景動画を撮影しています。タイムラプスにしなくても動画で星空が写るようになってきましたね。デジタルカメラで動画が撮れるようになっておよそ10年。すっごい進化してきましたね~。より写真と動画の境目がなくなって来たと感じる今日この頃です。

1962年東京生まれ。日本大学写真学科卒。ドローン空撮を含めて広告撮影の仕事の傍ら、風景・星景写真の作品制作を続けている。