私はこれを買いました!

暗い水族館でも大活躍!鮮やかな画と高感度性能に優れたミラーレスカメラ

Nikon Z 6(水咲奈々)

2018年8月、ニコンのフルサイズミラーレスカメラのZシリーズが発表されて嬉しいのと同時に大きな悩みができてしまいました。Z 7にするか、Z 6にするか……。

Z 7の有効画素数4,575万画素と493点のフォーカスポイント、先に発売されるのでいち早く手にできる楽しさ(筆者は新製品をすぐに手にしたいタイプ)、そしてその名前……自分の「奈々(なな)」の名前にちなんで「7」が製品名に入る機種に弱いこともあり、発売前、発売後としばらくニコンのサイトでスペックを眺めながら悩む毎日でした。

Z 6にした決め手はISO 51200までの高感度撮影が可能なこと。筆者は作品制作として暗い水族館での撮影が多く、最高感度はそうそう使わないまでも、使える感度は高いほど水族館撮影での常用感度ISO 6400の画が綺麗になるのを体感していたからです。

フォーカスポイントについても、筆者の撮影スタイルだとシングルポイントAFで中央部付近のポイントを使用することが多いので、縦横比約90%をカバーしているのなら273点でも十分だと再確認。有効画素数もすでにD850を所持しているので、使用媒体によって使い分ければ問題ないと結論。約3カ月の悩みに終止符を打ちました。

実際に使用して感動したのは電子ビューファインダーの綺麗さ。視野率100%で歪みのない自然な明るさのファインダーは、目の前の被写体に集中したいときに活躍してくれました。

マウントアダプターのFTZと一番出番の多いレンズ「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」も相性が良く、暗い水族館で動き回る小さな魚にもしっかりピントを合わせてくれます。

感じたままの画を思い通りに描き出してくれる、そして小さくて軽いZ 6には2019年も頼もしいパートナーとして水族館はもちろん、ポートレート、スナップ、ブルーインパルス撮影と大活躍してもらいたいと思います。

作例

すみだ水族館は一年を通して多種多様な金魚を撮影できる珍しいスポット。最近は頭の赤いこの金魚がお気に入り。アクリルの仕切りのない水槽にいるので真下を向いてレンズフードを掴むように撮影しています。

Z 6 / AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED / 絞り優先AE(1/250秒・F3※効F値表示値・絞り開放で撮影・+0.3EV) / ISO 1600

プロフィール & 近況

2018年は初めて尽くしの年で色々な体験ができました。2019年は経験しただけで終わらず身に着けられる骨太な女を目指します! 新年早々には初主催のポートレート・ワークショップも開講しますので、ご興味ある方はお気軽にいらしてください。残席わずかです!https://peatix.com/event/579062

水咲奈々

東京都出身。大学卒業後、舞台俳優として活動するがモデルとしてカメラの前に立つうちに撮る側に興味が湧き、作品を持ち込んだカメラ雑誌の出版社に入社し編集と写真を学ぶ。現在はフリーの写真家として雑誌やWEB、CP+などのイベントや、ニコンカレッジ、LUMIXフォトスクールなどの写真教室で活動中。興味を持った被写体に積極的にアプローチするので撮影ジャンルは赤ちゃんから戦闘機までと幅広い。(社)日本写真家協会(JPS)会員。