写真展告知

小笠原裕司写真展「星を愛でる」

(Space Jing)9月17日〜25日

私がまるで普段着のような星の写真をわざわざ写真展でお見せするのには理由があります。
一般の写真愛好家や星に憧れる方が、軽く持ち運べるデジタルカメラとレンズでどの程度の天体写真、星景写真が撮れるか、楽しめるかを紹介したいのです。
手の届かない機材や手法でなく、誰でもちょっと背伸びしたら撮れそう
⇒ふと見上げる星空を思い出のアルバムに加えたい・・・という思いです。
長年、カメラメーカーのショールームでお客様からたくさんの質問を受けてきました。「星を撮りたい、どうすれば?」「月のクレーターを撮りたい、機材と設定は?」「天の川なんて簡単には撮れないんでしょ?」といった具合です。私が少し説明すると、次の来訪時には「撮れました!」と笑顔で報告いただいたりしました。
星の写真のハードルを下げ、小型軽量で良く写るOMシステムのファンを増やすのが目的です。
だからあまりにすごいレンズや望遠鏡、画像処理を使っては意味がないんです。
また、世界中の絶景ポイントに遠征して撮影したいと思っていて実現できない方でも、身近な撮影ポイントで、その場に適した被写体もあると思い直していただきたいのです。
素人のような私が手持ちの機材で星空のスナップを楽しんでいて、何人かのファンが真似しようとしてくれる…
という発信なんです。星景スナップ写真とでも言えばよいのかな。。。
最近の天文ファンや天体写真上級者の皆さんや天文雑誌はレベルが違いすぎて、かなり特殊な世界になってます。私の知識でもついていけません。
私はもっと広く天文ファンを底上げしたいんです。昼でも夜でも、空を見上げる楽しみを分かち合いたい。。。身近なカメラや場所で撮影した写真でも驚きの発見がある、それをこの写真展で感じていただければ幸いです。

小笠原裕司写真展「星を愛でる」

会場

Space Jing
東京都渋谷区神宮前5-45-5 中澤ビル 地下1階

開催期間

2022年9月17日(土)〜9月25日(日) 会期中無休

開催時間

12時00分〜19時00分(最終日17時終了)

作者プロフィール

1957年、愛知県名古屋市生まれ。中学生の時に購入した6cm屈折赤道儀望遠鏡で土星の輪を観て感激したことから天文への興味を持ち始める。高校・大学受験、就職したカメラメーカーでの開発業務に没頭する日々で天文からしばらく離れていたが、自身が開発主査を務めたデジタル一眼レフカメラE-3で星景写真を撮っているプロと出逢い、ふたたび星への関心が復活した。
プロサポートのリーダーなどを歴任したのち、新宿のオリンパスプラザ(現在はOM SYSTEM PLAZA)のスタッフを7年間勤めて、7月に65歳で定年退職。
2022年9月、初個展『星を愛でる』でフリーランスの写真家としてデビュー。身近だが誰も見たことのない星景写真を目指す。
フォトマスターEX(エキスパート)星景部門
日本自然科学写真協会会員